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ルール・クイズ - 【196回】打撃妨害とアピールプレイ

【196回】打撃妨害とアピールプレイ

カテゴリ : 
クイズ
執筆 : 
udc_taro 2014-7-24 16:46
こんにちは。濱野です。
今回の枕話はUDCの見解ではなく、濱野の私見ですので誤解なきようお願いいたします。

以前も書いたとおり、私はサッカーは門外漢ですので、言及すべきではないかもしれません。しかし昨日、気になるニュースをネット上で発見してしまいました。

http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE000000000000005302.shtml

無論、どのスポーツでも審判が日々精進してレベルを上げていく努力をしていかなればならないことは言うまでもありません。それは大前提ですが、このご両親は何のために息子さんのスポーツ参加を応援していたのか、私にはサッパリ分かりません。

私の意見では、スポーツを学校で(人間形成期に)行うことの意味の一つは、「納得がいかない負け体験をする」ということもあると思います。一生懸命やっても何らかの事情で勝てないこともあるということを学ぶのがスポーツです。優勝するのはたった1チームですから、残りのチームは全て負けるのです。

人生は納得の行かないこと、「負け」の連続だと思います。下痢になってトイレに駆け込んだら満室だったとか、好きな異性や同性に酷い振られ方をするとか、第一志望の学校や会社に落とされるとか、更には親しい人や自分が突然亡くなるとか。そういう納得できないことがいろいろあっても、どこかで折り合いをつけて一生懸命生きていくのが人の人生です。

試合中のことはともかく試合が終わったら結果を受け入れて、勝者に「おめでとう」という。これが「Good Loser」、スポーツマンシップの真髄です。スポーツマンシップの本質は「尊重」です。ルールと相手と競技そのものに対する尊重。当然審判の判定も尊重されなければなりません。

私は親として、息子にこのようなスポーツマンシップを身に付けた人間になってもらいたいと思うから、もう少し大きくなってから何かのスポーツに(別に野球でなくてもいいです)取り組んでもらえたらいいなと思います。

試合中の判定が不服で訴えるというのは、トイレの先人や自分を振った異性(同性)や、自分を落とした学校や、企業を訴えるっていうくらいおかしな話です。

選手も審判もベストを尽くして作っていくのがスポーツの試合です。審判を経験した人ならばわかると思いますが、「やっちゃったかなぁ」と思う判定を下してしまった場合、切り替えなくてはならないので、表向きは平然さ毅然さを維持していても、内心は悔しさと選手に対する申し訳なさでいっぱいなのです。このご両親は審判が職務として求められる外見からの毅然さ・平然さを見て、傲慢だと捉えて仲裁機構に訴えたのではないでしょうか。「日々是反省」というのが審判だということを知らずに。

そうは言っても試合中や試合直後の感情が高ぶっている時期ならば、感情から罵詈雑言が出てしまうことは人間ですから仕方がない部分があると思います。(それも程度が甚だし過ぎればペナルティの対象となるのは言うまでもありません)しかし試合から8ヶ月も経って冷静になれないものでしょうか?



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■クイズ196(ミドル)■

やはり質問箱からです。

一死三塁。打者のバットが捕手のミットを叩きながらも、外野に飛球を打ち上げた。飛球はレフトが捕球し、二死となった。三塁走者はタッグアップをしたが、外野手の捕球よりもスタートが早かった。三塁走者は本塁に生還したが、守備側はアピールのためボールを三塁に戻した。

審判として取るべき処置の順番を考えてみてください。

○● 前回の回答(「打者に正対する」とは?)●○

正解は
ボークではない
でした。

--------------------------------------------------------------
8.05 塁に走者がいるときは、次の場合ボークとなる。
(f) 投手が打者に正対しないうちに投球した場合。
-------------------------------------------------------------------------------


日本では、上記規則はあまりに字面通りに解釈されているというか、かなり誤解されて伝わっていると思います。ルールの歴史的変遷の理解の欠如によるものです。「投手が打者に正対しないうちに投球した場合」という字面だけを読んでしまうと、確かに設問のケースもボークといえなくもありません。

昔のベースボールでは、投手板というものがなく、代わりに「pitcher's box」というものがありました。ホームプレートから」18M離れた場所が白線で長方形に囲ってあって、(下記のURLをクリックして下さい)
http://www.19cbaseball.com/image-pitchers-area-10.html
ルールも、投手は投球の際その箱から投げれば良いという大雑把なものだったようです。ルールが大雑把だったので、投手は打者に打たれないために股の下から投げたり背中の方から投げたりする輩が現れました。そこで、投手がこのような投球ができないように、箱の代わりに投手板が導入されたというわけです。

ここまでをご理解頂いた上で、8.05(f)の文章が何を意味しているかというと、「投球するときには、投手板に軸足をつけて、自由な足を打者(ホームプレート)の方向に踏み出して投げなさい」ということです。

日本の野球では「顔が打者の方を向いて」いないと「正対していない」と解釈したがりますが、そうではなく、投手板に軸足をつけて、自由な足を打者の方に踏み出して投球すれば、体は最終的には打者と正対するはずです。そうでないと、人間の関節の動きを考えれば物理的に打者に投げられません。もし顔が打者に正対していないと「ボーク」になるのならば、現ホークス(ですよね?)の岡島秀樹投手の投球は走者が塁にいればすべてボークということになってしまいます。

ですから、8.05(f)の意味するところは、「投手板に軸足をつけて、自由な足を打者(ホームプレート方向に踏み出して、最終的に体を正対させなさい。さもないと、走者が塁にいるときはボークですよ」ということです。

★UDC野球ルールクイズ委員会

濱野でした。
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