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ルール・クイズ - 【203回】久々に時事ネタ。

【203回】久々に時事ネタ。

カテゴリ : 
クイズ
執筆 : 
udc_taro 2015-9-11 14:53
こんにちは。

台風18号とそれに続く大雨で大変な目に遭っていらっしゃる皆様に、お見舞い申し上げます。
自然の脅威の前に言葉もありません。

同じ日本に住んでいる以上、明日は我が身です。今日という日を平穏無事に生きていられることに感謝しなければなりませんね。

さて、8月25日の東京イブニングセミナーには45名の方、28日の名古屋には20名もの方に来ていただき有難うございました。

次の東京イブニングセミナーは今月の29日(火)に行います。

このようにどうしても大都市圏中心の活動に偏ってしまい申し訳ないという気持ちは常に持っております。地方の方や、いろいろな事情で参加できない方のためにE-Learningを用意しております。私のイブニングセミナーにご参加頂いた方で、E-Learningもご受講頂いた方にはお分かりかと思いますが、本当に「イブニングセミナー」もE-Learningもこのルールクイズも、ほぼ同様の「細かいことをクドクドと」スタイルでやっております。



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新たにイブニングセミナーの為に作ったスライドがある程度たまったら、E-learningも更新して行こうと思います。

■クイズ203(エキスパート)■

久しぶりに映像で時事ネタを取り上げます。





テレビの音声の解説や、映像をアップロードしてくれた方の意見や世論はさておき、もしあなたが審判だったらどう判定しますか? その際の論拠も明確にして考えてみて下さい。

○●前回の回答(血液型の話ではないです)●○

正解は
公認野球規則7.06(a)を適用し、外野手からの送球を内野手が捕ってプレイが一段落した時点でタイムを宣告し、一塁走者に二塁を与える
でした。

-------------------------------------------------------------
公認野球規則7.06
オブストラクションが生じたときには、審判員は“オブストラクション”を宣告するか、またはそのシグナルをしなければならない。
(a)走塁を妨げられた走者に対してプレイが行なわれている場合、または打者走者が一塁に触れる前にその走塁を妨げられた場合には、ボールデッドとし、塁上の各走者はオブストラクションがなければ達しただろうと審判員が推定する塁まで、アウトのおそれなく進塁することが許される。
 走塁を妨げられた走者は、オブストラクション発生当時すでに占有していた塁よりも少なくとも一個先の進塁が許される。
 走塁を妨げられた走者が進塁を許されたために、塁を明け渡さなければならなくなった前位の走者(走塁を妨げられた走者より)は、アウトにされるおそれなく次塁へ進むことが許される。
-------------------------------------------------------------


上記、私が赤字にしたように、オブストラクション(a)の場合は「ボールデッド」となっていますが、ボールの起点が外野で走者が複数いる場合には、プレイの結果を見てみないと(a)項か(b)項か判断できない場合があります。例えば、

走者一塁でライト前ヒット、エンドランのかかった一塁走者が二塁を回ったところで遊撃手と接触しつつも三塁を狙って続けて走り、打球を処理した右翼手が三塁に向かって送球。

もしこの後、「送球が直接三塁に行く/中継に入った内野手が更に三塁へ送球」の場合は、A項のオブストラクションが適用できますが、「中継に入った野手が、打者走者をアウトにしようと一塁へ送球」したような場合は、結局は外野手が意図したようにその走者にプレイが為されなかったので、(b)項となります。

また、走者が走塁を妨げられたのが、「既に送球が外野手の手から離れていた/まさに離れるくらいのタイミング」であればA項となりますが、「まだ打球を処理しようとしていた」段階であれば、走者に対してプレイをしているとは言えないのでB項になります。

ですので、外野からのプレイで、複数走者がいる場合はプレイの結果を見てみないとA項かB項か分からないということは考えなくてはならず、つまり即ボールデッドにはできず、外野からの送球は「基本的にはB項で扱う」という意味はこの点にあります。

このようにA項なのかB項なのかというのは、特に外野からの送球の場合は難しいのです。

また今回の設問のように、プレイの対象となる走者が1人のときは、A項であることが確定しますが、悪送球等でボールがプレイングフィールドの外に出た場合は、複数の塁を進塁できる可能性があるので、内野手にボールが戻ってきて初めて「タイム」の宣告をする必要があります。この点は挟殺プレイの場合も同様ですが、a項ではどんな場合もすぐにボールデッドになるというのは誤ったルールの解釈です。

質問者様は、「接触がなくても余裕でアウトのタイミングだった」という点が引っかかったそうです。しかし、A項を適用するときには、「この妨害が無かったら」という仮定を考える必要はなく、走者には最低でも1つの塁を与えなくてはなりません。送球が外に出れば2つの塁となります。安全進塁権を得た走者がボールデッド中でもリタッチの義務を果たさなければならないのは言うまでもありません。「この妨害が無かったら」を考えなくてはならないのは(b)項の場合です。

※各団体・連盟において上記と違う解釈をとる場合があります。ご確認下さい。

濱野でした。

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