ルール・クイズ - 【50回(ミドル編)】守備妨害の大原則
UDCルールクイズをご覧の皆さん、こんにちは♪
更新が滞ってしまいスイマセン。
先週、大学生の前でパネリストとして講演する機会があり、「日本の審判と米国の審判の大きな違いって何ですか?」と突然コーディネーターから振られました。その時ふと思い出したのが、マイナーリーグ時代にESPN(米国のスポーツ専門チャンネル)の解説者が「Very good call from 1st base umpire, Charlie Reliford(1塁審判チャーリー・レリフォードの素晴らしい判定です)」と言ったコメントでした。自分も東京でアマチュア審判をしていた頃、「かっこいい〜!」と黄色い声援を浴びたことはありますが(笑)、「素晴らしい判定!」と誉めてもらった事はありませんでした。〜審判が誉められる環境〜コレは違う!と感じた8年前の夏を思い出し、“米国の素晴らしさ→他人を誉める事でのモチベーションアップが社会に組み込まれている点”を力説しました。
皆さんも、若いアンパイアには是非“誉める”事で一緒に野球審判人口、我々の仲間をいっぱい増やしましょう!
さて、ルールクイズは「規則改正編」を先週で終了し、守備妨害編を再開します。
■ クイズ50(ミドル) ■
1アウト走者1塁です。投手の牽制球に走者が飛び出しランダウンプレーが始まりました。
1塁手が2塁向かう走者を刺そうとセカンドに送球し、その送球が1塁走者の背中に偶然当たりました。走者はその場に痛さの為うずくまり、ボールを拾ったセカンドにタッグされました。その時走者は1・2塁間の中間にいました。
次のうち、正しいルール適用をした選択肢はどれでしょうか?
1:送球が当たったのは問題ない(インプレー)。セカンドが走者にタッグしたのでアウトを宣告する。
2:送球が当たったのは問題ない(インプレー)。が、走者がうずくまるのを見たら「タイム」をかけ走者を1塁に戻す(2塁に達していない為)。
3:送球が当たった時点で「タイム」をかける。走者の守備妨害でうずくまった走者にアウトを宣告する。
4:送球が当たった時点で「タイム」をかける。審判団で協議し、“故意に送球に当たったのではない”と認めれば、走者を1塁に戻す。
今回写真はありませんが、頭でイメージして考えてみましょう♪
●○ 3週前(守備妨害・ビギナー編)の回答 ○●
正解は・・・
2:1塁走者がセカンドに衝突した時点でボールデッドとなり、1塁走者が守備妨害としてアウトを宣告される。打者は1塁に進む。2アウト走者1塁として再開する。
でした。
【解 説】
打球を処理しようとする野手への妨害で、よく起こるケースですね。
野球は比較的接触プレーが少ないスポーツですが、内野内では接触が起こり得ます。その際、ルールでは「打球を処理する守備者は優先」という原則を示しています。“打球を処理する直前の野手”、“打球を処理しボールをつかんだ直後に走者がぶつかる”、“打球を処理し送球動作に移る時に走者が接触した”等、打球処理は守備側を優先するのです。
よって走者(打者)は、打球を処理している野手を避けなくてはなりません。避けようとしても接触してしまえば当然「守備妨害」です。このケースで一番攻撃側が辛いのは、キャッチャーフライを捕りに行こうとした捕手とボックス内の打者が接触するケースだと思います。打者も打撃後で捕手を避ける時間は殆どないですが、「打球を処理する野手優先」の原則から、悪気のない打者にアウトを宣告しなくてはならないケースです。
プロでもアマチュアでもクイズのケースで、野手が守備する直前まで打球が来るのを待って直前でジャンプして打球を避ける→野手の守備をしにくくするプレーを日本ではよく見ます。審判が走者に守備妨害の意図を感じれば「守備妨害」を宣告してもOKです。が、そもそもこれは、マナーの問題です。マナーとして許されない事を少年野球のうちに教育すれば、防止できるマナー違反のプレーです。
※規則7.08(b)参照。
※各団体・組織で上記と違うルール解釈(内規等)をする場合があります。ご確認下さい。
★UDC野球ルールクイズ委員会
更新が滞ってしまいスイマセン。
先週、大学生の前でパネリストとして講演する機会があり、「日本の審判と米国の審判の大きな違いって何ですか?」と突然コーディネーターから振られました。その時ふと思い出したのが、マイナーリーグ時代にESPN(米国のスポーツ専門チャンネル)の解説者が「Very good call from 1st base umpire, Charlie Reliford(1塁審判チャーリー・レリフォードの素晴らしい判定です)」と言ったコメントでした。自分も東京でアマチュア審判をしていた頃、「かっこいい〜!」と黄色い声援を浴びたことはありますが(笑)、「素晴らしい判定!」と誉めてもらった事はありませんでした。〜審判が誉められる環境〜コレは違う!と感じた8年前の夏を思い出し、“米国の素晴らしさ→他人を誉める事でのモチベーションアップが社会に組み込まれている点”を力説しました。皆さんも、若いアンパイアには是非“誉める”事で一緒に野球審判人口、我々の仲間をいっぱい増やしましょう!
さて、ルールクイズは「規則改正編」を先週で終了し、守備妨害編を再開します。
■ クイズ50(ミドル) ■
1アウト走者1塁です。投手の牽制球に走者が飛び出しランダウンプレーが始まりました。
1塁手が2塁向かう走者を刺そうとセカンドに送球し、その送球が1塁走者の背中に偶然当たりました。走者はその場に痛さの為うずくまり、ボールを拾ったセカンドにタッグされました。その時走者は1・2塁間の中間にいました。
次のうち、正しいルール適用をした選択肢はどれでしょうか?
1:送球が当たったのは問題ない(インプレー)。セカンドが走者にタッグしたのでアウトを宣告する。
2:送球が当たったのは問題ない(インプレー)。が、走者がうずくまるのを見たら「タイム」をかけ走者を1塁に戻す(2塁に達していない為)。
3:送球が当たった時点で「タイム」をかける。走者の守備妨害でうずくまった走者にアウトを宣告する。
4:送球が当たった時点で「タイム」をかける。審判団で協議し、“故意に送球に当たったのではない”と認めれば、走者を1塁に戻す。
今回写真はありませんが、頭でイメージして考えてみましょう♪
●○ 3週前(守備妨害・ビギナー編)の回答 ○●
正解は・・・
2:1塁走者がセカンドに衝突した時点でボールデッドとなり、1塁走者が守備妨害としてアウトを宣告される。打者は1塁に進む。2アウト走者1塁として再開する。
でした。
【解 説】
打球を処理しようとする野手への妨害で、よく起こるケースですね。
野球は比較的接触プレーが少ないスポーツですが、内野内では接触が起こり得ます。その際、ルールでは「打球を処理する守備者は優先」という原則を示しています。“打球を処理する直前の野手”、“打球を処理しボールをつかんだ直後に走者がぶつかる”、“打球を処理し送球動作に移る時に走者が接触した”等、打球処理は守備側を優先するのです。
よって走者(打者)は、打球を処理している野手を避けなくてはなりません。避けようとしても接触してしまえば当然「守備妨害」です。このケースで一番攻撃側が辛いのは、キャッチャーフライを捕りに行こうとした捕手とボックス内の打者が接触するケースだと思います。打者も打撃後で捕手を避ける時間は殆どないですが、「打球を処理する野手優先」の原則から、悪気のない打者にアウトを宣告しなくてはならないケースです。
プロでもアマチュアでもクイズのケースで、野手が守備する直前まで打球が来るのを待って直前でジャンプして打球を避ける→野手の守備をしにくくするプレーを日本ではよく見ます。審判が走者に守備妨害の意図を感じれば「守備妨害」を宣告してもOKです。が、そもそもこれは、マナーの問題です。マナーとして許されない事を少年野球のうちに教育すれば、防止できるマナー違反のプレーです。
※規則7.08(b)参照。
※各団体・組織で上記と違うルール解釈(内規等)をする場合があります。ご確認下さい。
★UDC野球ルールクイズ委員会














