UMPIRE DEVELOPMENT CORP. - 最新エントリー
Welcome Guest 
UDC
メインメニュー
ログイン
ユーザー名:

パスワード:


SSL パスワード紛失

新規登録
OFFICE & SHOP

〒108-0073
東京都港区三田3-2-1
弓和三田ビジデンス310

10:00 - 18:00
定休日:土・日、祝祭日

TEL/FAX:03-3453-5917
E-Mail:info@umpire-dc.org
URL:www.umpire-dc.org

http://www.umpire-dc.org/

ルール・クイズ - 最新エントリー

【番外編】192回解説補足と194回解説その1

カテゴリ : 
クイズ
執筆 : 
udc_taro 2014-7-15 14:29
○● 前回の回答(良い質問です)●○

正解は
(米国≒国際ルールでは)明らかに走路を外れた一塁走者と打者走者がアウトとなり、三塁走者の得点も認められない
(日本のルールでは走路を外れた走者のみがアウト、打者走者に一塁が与えられ、三塁走者の得点も認められます)
でした。

複数の方から、
「192回の解説は、7.09(f)を引用していますが、本項(f)は「打球」もしくは「打球を処理する野手」を妨害した時の規則であって、ピボットマン(送球を受ける野手、あるいは送球を受け取ってから転送しようとしている野手)への妨害は該当しないと思うのですが…。ピボットマンへの妨害は7.09(e)を適用し、他の走者は妨害発生直前の占有塁が認められると考えますが如何でしょうか?」

というご指摘を頂いたので、まずはこれに答えていきたいと思います。まずは、7.09(e)と【注】を見てみましょう。

--------------------------------------------------------------
(e)アウトになったばかりの打者または走者、あるいは得点したばかりの走者が、味方の走者に対する野手の次の行動を阻止するか、あるいは妨げた場合は、その走者は、味方のプレーヤーが相手の守備を妨害(インターフェア)したものとして、アウトを宣告される。(6.05m参照)
【原注】打者または走者が、アウトになった後走り続けてもその行為だけでは、野手を惑乱したり、じゃましたり、またはさえぎったものとはみなされない。
【注】本項を適用するにあたって、二人または三人の走者がいる場合、妨げられた守備動作が直接一走者に対して行なわれようとしていたか判定しにくいときは、本塁に最も近い走者をアウトにする。
 前掲によって一走者に対してアウトを宣告したときは、ボールデッドとなり、他の走者は守備妨害の行なわれた瞬間すでに占有していた塁に帰らせる。
-後略-
 --------------------------------------------------------------


日本の規則書【注】を読む限りではこの指摘は正しいです。
では、私の答えは誤りなのでしょうか?
以下のMLB/PBUC MANUALの文章を見て下さい。


-------------------------------------------------------------------------------
<拙訳>
7.09(e), 7.09 ( f ), 7.09 ( g ) ,6.05 ( m ) 故意の妨害

 7.09(f)と(g)は塁上の走者あるいは打者走者が故意に、打球あるいは打球を処理しようとしている野手を、可能であったダブルプレイを完成させる機会奪うために妨害した場合に更なるペナルティーを課すために野球規則に加えられた。これらの条項は走者あるいは打者走者が明らかにダブルプレイを潰しにいく試みに対して規定されていることを頭に入れておくべきである。
 6.05(m)は、攻撃側チームの走者が次の塁を得るのではなく、走路を離れて明らかにダブルプレイ回避のためにダブルプレイのヒボットマンを潰しにいく故意で不当な非スホーツマン的行為を罰するためにルールに加えられた。
 もし審判の判断において、走者が明らかにダブルプレイの機会を奪う目的で故意に送球を処理しようとしている野手、あるいは送球しようとしている野手を故意に妨害した場合、審判員はその走者に妨害でアウトを宣告するとともに、打者走者にもチームメイトの妨害でアウトを宣告する。

ガイドライン
 塁に滑り込む時は、走者の手か足が塁に届く範囲になければならない。
審判の判断において、それが塁に達しようとするあるいは塁に留まろうとする正当な努力ではなく、走者が野手に対してスライディング、あるいは野手に向けて転がり込んだときはその走者はアウトを宣告される可能性があるし、またダブルプレイが宣告される可能性もある。
 走者が野手と接触するために大きく方向に変えることは妨害と見なされるべきである。
 もし走者がスライディングや転がっても、地面に滑り込む前に足を立ったまま残して野手に接触に行かない限り、野手に対する「ローリング・ブロック(野手に対して転がり込むこと)」とはならない。もしダブルプレイを潰す目的で、地面でなく、走者に最初に接触したら、それは「ローリング・ブロック」である。

例)
(1)無死満塁。遊撃手へのゴロ。ダブルプレイを予期した二塁走者は、遊撃手に故意にぶつかり、二塁へ送球しようとしている遊撃手を掴んだ。

(答)ダブルプレイを潰そうとする明らかな故意の妨害である。二塁走者とともに打者走者にもアウトが宣告される。一塁走者と三塁走者はそれぞれの塁に戻される。

(2)無死走者一塁三塁。一塁走者が盗塁を仕掛けたが打者が打ち、遊撃手へのゴロとなった。ダブルプレイを予期した一塁走者は、二塁ベースに入り遊撃手からの送球を待っている二塁手に転がり込んで体を掴んだ。

(答)一塁走者は明らかにダブルプレイを潰す目的で野手を妨害したので、一塁走者と打者走者はアウトを宣告される。三塁走者は戻される。

【195回】「打者に正対する」とは?

カテゴリ : 
クイズ
執筆 : 
udc_taro 2014-7-15 1:57
こんにちは。濱野です。

ワールドカップサッカーもついに終わり、次は都市対抗、夏の甲子園と野球がお茶の間の話題に登る番ですね。

世界中がサッカーで騒いでいる間に、ついに、私の審判学校の同期がMLBの契約を勝ち取りました。クィン・ウォルコット氏です。まだ28歳。

http://mlb.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20140704&content_id=83047436&vkey=pr_mlb&c_id=mlb


前代表平林が2Aにいるときに、一緒に働いた仲間として皆様はご存知かもしれません。私とは審判学校の同期です。2009年のスプリング・トレーニングでも一緒でした。審判学校を終えた後のフロリダのPBUCキャンプでは、私は日本から行くのでそうしないと集合時間に間に合わないので、宿舎に使うホテルに前日に入り泊まりました。翌朝、ホテルの朝食を摂ろうとロビーに行くと、クィンと出食わしました。彼は、ワシントン州(シアトル周辺)から時差のあるアメリカ大陸を横断してきたので真夜中に自宅を出てきたそうです。「タロー、ちょっと寝かせてくれ」と頼まれました。

彼がMLBに昇格できたのも、私があのときにチェックアウトの時間まで部屋で寝かせてやったからだと思います。という話をしたら、井上が「審判学校でインストラクターの一年目は僕とクインはルームメイトでしたから、僕のお陰ですよ!」と応戦してきました。。

というわけで、とにかくUDCのインストラクター陣とは縁がある28歳の若者がMLBの審判になりました。

そして、このルールクイズと紹介しているE-Learningは、少なくともジム・エバンス審判学校でのルールの筆記試験ではMLBアンパイアより成績が良かった私が制作しております!



UDCから購入 第1章 打者と打者走者のルール(非会員・一般会員)
【今すぐ購入する】

正会員の方(UDCに年会費を一万円収めて頂いている方)はこちら!
UDCから購入 第1章 打者と打者走者のルール(正会員)
【今すぐ購入する】

■クイズ195(ミドル)■

やはり質問箱からです。

走者がいるとき打者に正対し投球動作を開始した後、ゆっくり顔だけ2塁走者の方へ動かし、元に戻し打者に投球した時、ボークと判定されました。これは、本当にボークなのでしょうか?

考えてみてください。

【194回】良い質問です。

カテゴリ : 
クイズ
執筆 : 
udc_taro 2014-7-3 15:40
こんにちは。濱野です。

スタッフブログに書いたとおり、岩手県の中学生のKボールの試合では、バントが禁止されています。

競技は違いますが、ワールドカップサッカーで残念ながら我が国の代表は予選リーグで敗退しました。もちろん、サッカーに関しては私は門外漢ですから多くを語るべきではないですが、テレビやWEB上の論評で言われるのは、「個の力」の差ということだったと思います。きれいなパスを組織として回しても、最後にはシュートを決める個の力が重要になってくるわけです。

野球も同じだと思います。スコアリングポジションに走者を進めても、無死・一死ならばスクイズで一点をもぎ取ることはできますが、二死の場合はしっかり安打を打たないと得点になりません。投手と打者の「個」の勝負になるわけです。目先の勝負にこだわらず、打者個人の能力向上のために「バント」を禁止した岩手の先生方の考え方に強く共感しました。

脈絡もなく、ともかく、eラーニングは便利です。
この欄が更新されていない間も、皆さん勉強できますよ。



UDCから購入 第1章 打者と打者走者のルール(非会員・一般会員)
【今すぐ購入する】

正会員の方(UDCに年会費を一万円収めて頂いている方)はこちら!
UDCから購入 第1章 打者と打者走者のルール(正会員)
【今すぐ購入する】

■クイズ194(エキスパート)■

前々回の「故意の妨害と得点」に関して、別の質問を頂きましたので、それを問題に致します。

無死、走者一塁三塁。まだイニングが浅かったので、守備側内野陣は前進守備にはしていなかった。打者は2塁手に凡ゴロを転がした。二塁手はゴロをさばいて、二塁ベース上にいる遊撃手に送球。しかし、送球が左に逸れて、遊撃手の足が離れ一塁走者をフォースアウトに出来なかった。遊撃手はそのまま一塁に送球しようとしたところ、明らかに走路を外れてスライディングしてきた一塁走者に足を掛けられ、一塁に転送することができなかった。三塁走者はゴロが転がると同時に素晴らしいスタートを切っていたので、遊撃手が足を掛けられたときには既に本塁に到達していた。

誰がアウトになりますか?アウトにならない場合、走者にはどの塁を指示しますか?
考えてみて下さい。

○● 前回の回答(そんなことしなくても)●○

正解は
打者が故意に三塁走者の走路に入った行為
でした。

まず、お断りしておきます。
この打者に悪気があったとは私は思えない(少なくとも彼はチームのためにやったつもりなのでしょう)ので、個人を責めるつもりは全くありません。誤解のないようにお願いいたします。

-------------------------------------------------------------------------------
7.08 次の場合、走者はアウトとなる。
(g)無死または一死で、走者が得点しようとしたとき、打者が本塁における守備側のプレイを妨げた場合。二死であればインターフェアで打者がアウトとなり、得点は記録されない。(6.06c,7.09a,c参照)
【注1】ここにいう“本塁における守備側のプレイ”とは、野手(も含む)が、得点しようとした走者に触球しようとするプレイ、その走者を追いかけて触球しようとするプレイ、および他の野手に送球してその走者をアウトにしようとするプレイを指す。
【注2】この規定は、無死または一死で、走者が得点しようとした際、本塁における野手のプレイを妨げたときの規定であって、走者が本塁に向かってスタートを切っただけの場合とか、一度本塁へは向かったが途中から引き返そうとしている場合には、打者が捕手を妨げることがあっても、本項は適用されない。
 たとえば、捕手がボールを捕らえて走者に触球しようとするプレイを妨げたり、投手が投手板を正規にはずして、走者をアウトにしようとして送ったボール(投球でないボール)を打者が打ったりして、本塁の守備を妨げた場合には、妨害行為を行なった打者をアウトにしないで、守備の対象である走者をアウトにする規定である。
【注3】本項は、本塁の守備を妨げたのが打者であった場合に限って適用されるのであって、打撃を完了して打者から走者になったばかりで、まだアウトにならない打者が妨害を行なったときには適用されない。たとえば、スクイズバントした打者が、バントした打球に触れるか、または打球を処理しようとする野手の守備を妨げたために、三塁走者が本塁でのアウトを免れることになったような場合には、打者はすでに走者となっているから、6.05(g)、7.08(b)によって、その打者走者がアウトとなり、ボールデッドとなって、三塁走者を投手の投球当時すでに占有していた塁、すなわち三塁へ帰らせる。
 打者が第三ストライクの宣告を受けただけで、まだアウトにならないとき、および四球の宣告を受けたときの妨害に関しては、7.09(a)[注]に示されている。

-------------------------------------------------------------------------------


私がこの試合の球審であったとしても、この打者の行為をもって三塁走者をアウトにはしないとは思います。というのはあまりにも三塁走者のスタートが良かったのと、投球が高く外れたこともあり、捕手は走りこんでくる走者に対して何の守備行為もできなかったからです。表題のとおりこのプレイでは打者は「そんなことをしなくても」本塁に生還できていたはずです。

私は、打者が投球を打ちにいくために、打席の中を動いたようにはどうしても見えません。自分が球審だったら、上記の理由でアウトこそ宣告しないにせよ、何かモヤモヤとしたものが以降の試合に残ると思うのです。

もっと際どいタイミングだったら、三塁走者に対しての捕手の守備行為はできたはずです。そうなったら、三塁走者がアウトになるということをこの打者は知らないはずです。(知っていたらこんなことをするはずがない)。

「野球」においては許される(場合によっては賞賛される)行為であるかもしれませんが、「Baseball」の世界では許されないスポーツマンシップの問題でもあります。

日本の野球の品格を高めるために選手に対しても、啓蒙活動が必要ですね。それも審判の仕事の一つだと思います。各レベルで現場に立っている一人ひとりの審判が行って行く必要があると思います。私も頑張りますので、皆様もご協力願います。

★UDC野球ルールクイズ委員会

濱野でした。
                          !無断転載禁止!

【193回】そんなことしなくても

カテゴリ : 
クイズ
執筆 : 
udc_taro 2014-6-20 15:59
こんにちは。濱野です。

今朝のギリシャ線は勝てずに残念というべきか、負けずに良かったというべきなのでしょうか?ワールドカップサッカーの時期は、野球の存在感が薄くなりますね。

前回の南アフリカでのワールドカップのカメルーン戦の日本勝利の試合は、パートナーのジェフの車で移動中に、衛生ラジオで日本語音声で聞いていました。あれから4年、時の経つのは本当に早いです。

脈絡もなく、ともかく、eラーニングは便利です。
この欄が更新されていない間も、皆さん勉強できますよ。



UDCから購入 第1章 打者と打者走者のルール(非会員・一般会員)
【今すぐ購入する】

正会員の方(UDCに年会費を一万円収めて頂いている方)はこちら!
UDCから購入 第1章 打者と打者走者のルール(正会員)
【今すぐ購入する】

■クイズ193(ミドル)■

久々の映像問題です。facebookのお友達に教えていただいた映像です。



御覧頂いた映像で、ルール上問題になりそうな行為は何でしょうか?
考えてみてください。

考えてみて下さい。

○● 前回の回答(故意の妨害と得点)●○

正解は
得点は入らない
でした。
-------------------------------------------------------------------------------
(a)攻撃側の妨害―攻撃側プレーヤーがプレイしようとしている野手を妨げたり、さえぎったり、はばんだり、混乱させる行為である。
 審判員が打者、打者走者または走者に妨害によるアウトを宣告した場合には、他のすべの走者は、妨害発生の瞬間にすでに占有していたと審判員が判断する塁まで戻らなければならない。ただし、本規則で別に規定した場合を除く
-------------------------------------------------------------------------------


質問者様は、上記の2.44(a)の「妨害発生の瞬間にすでに占有していたと審判員が判断する塁」は本塁なので、本塁の専有、つまり得点が認められる混乱してしまったようです。しかし、私が最後に下線を引いた最後の文を御覧ください。

「別に規定した場合を除く」これは、他の規則で別にペナルティが定めてある場合、そちらの規定が優先されるということです。ピボットマンに対する守備妨害については、7.09(f)に別に規定があります。

-------------------------------------------------------------------------------
(f)走者が、明らかに併殺を行なわせまいとして故意に打球を妨げるか、または打球を処理している野手を妨害したと審判員が判断したとき、審判員は、その妨害をした走者にアウトを宣告するとともに、味方のプレーヤーが相手の守備を妨害したものとして打者走者に対してもアウトを宣告する。この場合、ボールデッドとなって他の走者は進塁することも得点することもできない。
-------------------------------------------------------------------------------


ということで、ピボットマンに対する守備妨害は、通常の守備妨害よりも悪質とみなされており、ダブルプレイになる上に、他の関係のない走者の進塁、得点もできなくなります。

★UDC野球ルールクイズ委員会

濱野でした。
                          !無断転載禁止!

【192回】故意の妨害と得点

カテゴリ : 
クイズ
執筆 : 
udc_taro 2014-6-6 13:38
こんにちは。濱野です。

関東も梅雨入りして一旦気温は落ち着きましたが、5月末は早くも30度超えで今年も暑くなりそうです。暑さを乗り切るためのヒントをスタッフブログの方に執筆中ですので御覧ください。(6/6 13時半現在執筆中です。しばらくお待ちください)

ともかく、eラーニングは便利です。
この欄が更新されていない間も、皆さん勉強できますよ。



UDCから購入 第1章 打者と打者走者のルール(非会員・一般会員)
【今すぐ購入する】

正会員の方(UDCに年会費を一万円収めて頂いている方)はこちら!
UDCから購入 第1章 打者と打者走者のルール(正会員)
【今すぐ購入する】

■クイズ192(ミドル)■

今回も質問箱からです。

アウトカウント0死。走者1・3塁。セカンドゴロ。ダブルプレイを取ろうと二塁上のショートストップへ送球。アウト成立後、1塁走者がピボットマンを妨害。守備妨害で打者走者もアウトとなる。しかし、3塁走者は守備妨害が発生する前に本塁に到達。得点は入るのしょうか。


考えてみて下さい。

○● 前回の回答(オブストラクション?)●○

正解は
オブストラクションは成立しない
でした。

スリーフットレーンは、走者の無条件な安全地帯ではありません。スリーフットレーンの意味は「6.05(k)でアウトにされることから保護される」即ち、「一塁で送球を捕らえようとする野手を妨害した」ということでアウトになることはない、ということで、ルール上それ以上の意味は全くありません。

ということで、一塁手は送球を捕らえるためにスリーフットレーンの中に足を踏み入れることを禁じられていません。塁周辺は走者にも送球にも目的地であるので、どうしても接触プレイは避けられないのです。故意にぶつかりに行くのは危険で罰せられるべきだとは思いますが、走者はセーフになるために、守備側はその走者をアウトにするために全力を尽くした結果の接触はどちらも悪くありません。(これはジュニア年代でも同じです。どうしても一塁での接触を避けたければ、女子のソフトボールのように打者走者のための触塁用のベースが必要になると思います)

なので、設問のケースでは、打者走者は一塁に触れたければ、何が何でも触れるべきであったのです。それをせずに、自分が一塁に触れなかったのを正当な守備行為をしている野手(こちらは何が何でも送球を捕りにいった)のせいにするとは、私に言わせれば「弱虫」です。ベースボールはそんなお上品なスポーツではありません。マッチョなアメリカンスポーツであるということを忘れないで頂きたいと思います。(勿論、故意にぶつかりに行くのはダメです)

どのスポーツでも参加する以上、多少なりとも怪我をするリスクは負わなければならないし、それが嫌ならばスポーツをする資格はありません。スポーツ保険にも入っておいて欲しいですよね。

以上、設問のケースでは、絶対にオブストラクションもインターフェアランスも宣告してはなりません。「ナッシング」です。

★UDC野球ルールクイズ委員会

濱野でした。
                          !無断転載禁止!

【191回】オブストラクション?

カテゴリ : 
クイズ
執筆 : 
udc_taro 2014-5-31 1:11
こんばんは。濱野です。

今日、事務所で週末前の掃除をしているとある会員様から電話がかかってきました。「質問があるんですけど、良いですか?」
「はい、何でしょう?」

「あの、濱野さんが書いてるUDCのルールのところ、ありますよね?あそこをいつも見ても書いてある文字が変わらないのは、うちのパソコンが壊れているんでしょうか?」

「大丈夫です。壊れていないと思います。。。」

ということで、更新します。
Tさん、書いてある文字が変わっていなかったら、そのときはパソコンの故障かもしれません。

で、何故こんなに更新が遅れたかというと、私は勤労学生で、通信制大学に在籍しております。通信制大学でもスクーリングというのがあって、必要な単位の何割かは本来交通費をかけて授業に出席しなければならないのですが、それがeラーニングで代替できるのです。今季受講している5科目が、自分の想定よりもレポートが多く、少し大変な状況でした。

ともかく、eラーニングは便利です。
この欄が更新されていない間も、皆さん勉強できますよ。



UDCから購入 第1章 打者と打者走者のルール(非会員・一般会員)
【今すぐ購入する】

正会員の方(UDCに年会費を一万円収めて頂いている方)はこちら!
UDCから購入 第1章 打者と打者走者のルール(正会員)
【今すぐ購入する】

■クイズ191(ミドル)■

質問箱からです。

打者が内野へ三塁ゴロを打ち、三塁手がこの打球を処理し一塁へ送球しました。この送球が左側に反れ、一塁手がベースから離れ、スリーフットレーンの中で捕球しました。

打者走者は一塁まで正規な走路を走っていましたが、一塁手が送球を捕るためにスリーフットレーン入ってきたので、その脇(ファウルエリア方向)をすり抜け、一塁ベースを踏まずにオーバーランして、それから一塁ベースを踏みに戻りました。当然、一塁ベースで待ち受けていた一塁手にタッグされ、一塁塁審はアウトを宣告しました。

打者走者は、「一塁手がスリーフットレーン内にいたので一塁を踏めなかった」と抗議してきました。一塁手はスリーフットレーン内で守備をした行為は、打者走者が1塁へ到達する前の走塁妨害としてボールデッドとして、打者走者を1塁へ生かした方が良かったのでしょうか?送球がそれなければアウトになっていたタイミングでした。

また、1塁でも野手と走者が衝突する危険性もあったので、本塁と同様にセーフのタイミングであればオブストラクションを宣告することはできるのでしょうか?


考えてみて下さい。

○● 前回の回答(ホームスチールでPARTII)●○

正解は
このルールが追加される以前には、投手がスクイズや本盗を仕掛けてくる三塁走者に故意に投球をぶつけて得点を防ぐことが多発したため
でした。

審判にとって、投手が故意にぶつけたのか、それとも単に投球がたまたまぶつかっただけなのかを判別することが難しかったために機械的にその他の走者にも一つの進塁を許すというルールになったのだと思います。

Baseballは、このようにマッチョなアメリカンスポーツなのです。競技として持つ本質というか生々しさがルールの成り立ちを勉強することでヒシヒシと感じることができます。まずは、現在発売中の英文のルールブックを熟読することで感じて欲しいと思います。

★UDC野球ルールクイズ委員会

濱野でした。
                          !無断転載禁止!

【190回】ホームスチールで(PART2)

カテゴリ : 
クイズ
執筆 : 
udc_taro 2014-4-15 15:35
濱野です。

「ルール講座の宣伝がうるさい!」という声が聞こえてきそうですが、現在「ルール講座入り口ページ」が工事中で、他に置く場所がありません。スミマセンが暫くこのような状態で続けることをお許し下さい。

ジムはオーストリアへ行っていました。皆様、「オーストラリア」ではなく「オーストリア」です。facebookのアカウントをお持ちの方は下記リンクを参照下さい。

https://www.facebook.com/groups/JEEC2014/280618718765142/?notif_t=group_activity

今回は予算の関係で、私は呼んでもらえませんでしたが、欧州で野球を盛んにすることが五輪競技復帰への第一歩だた思います。

本編は下です!

審判をこの春から始める方には、既刊のDVDが必ず役に立ちます。

このクイズを週に一度読むだけで満足するよりも、体系的にルールを学んだ方がより身につくと思います。その教材を用意しました。

下記の「ストライクゾーン」の話はサンプル映像で、スリーフットレーンの話に至っては「試し撮り」です。本編は更に充実しているので良かったらご購入下さい



UDCから購入 第1章 打者と打者走者のルール(非会員・一般会員)
【今すぐ購入する】

正会員の方(UDCに年会費を一万円収めて頂いている方)はこちら!
UDCから購入 第1章 打者と打者走者のルール(正会員)
【今すぐ購入する】


宣伝終わりです。
○● 前回の回答(ホームスチールで)●○

今回はまず前回の回答から始めます。というのは、この回答が今回の出題に繋がるからです。

正解は
ボールデッドとし、打者は三振でアウト、三塁走者の得点を認め、盗塁を企てていなかった一塁走者に二塁を与える
でした。

----------------------------------------------------------------
公認野球規則
5.09(h)正規の投球が、得点しようとしている走者に触れた場合?各走者は進む。

6.05 打者は、次の場合、アウトとなる。
(n)二死、二ストライク後本盗を企てた三塁走者が、打者への正規の投球にストライクゾーンで触れた場合。
 この際、打者は“第三ストライク”の宣告を受けてアウトとなり、その走者の得点は認められない。しかし無死または一死であれば、打者は“第三ストライク”の宣告を受けてアウトとなり、ボールデッドになるが、その得点は認められる。
【注】無死または一死の場合には、他の塁の走者にも、次塁への走塁行為があったかどうかに関係なく、一個の進塁が許される。(5.09h参照)
----------------------------------------------------------------


上記のように公認野球規則で書かれている通りです。出題では一死でしたので、打者は第三ストライクの宣告を受けてアウトになりますが、三塁走者の得点が認められて、更に盗塁を企てていようがいまいが、他の塁上の走者にも一個の進塁が許されます。

※各団体・連盟において上記と違う解釈をとる場合があります。ご確認下さい。

■クイズ190(エキスパート)■
さて、上記の解説を踏まえて出題です。

ジム・エバンス来日時に為された質問です。
守備側にしてみれば、投手は単に打者に向かって投球をしただけです。更にそれがストライクゾーンを通過しているにも関わらず、三塁走者の得点が認められるのみならず、他の走者の進塁までも認められてしまうというのは、守備側は何も悪いことをしていないのに不合理だと思いませんか?(私もジムの回答を聞くまでそう思っていました)
なぜ、このような規則が定められたと思いますか?それが今回の出題です。

このような「ルールの歴史」を知ることで、更に理解が深くなります。

考えてみて下さい。

★UDC野球ルールクイズ委員会

濱野でした。
                          !無断転載禁止!

【189回】ホームスチールで

カテゴリ : 
クイズ
執筆 : 
udc_taro 2014-4-3 10:03
濱野です。

審判をこの春から始める方には、既刊のDVDが必ず役に立ちます。

このクイズを週に一度読むだけで満足するよりも、体系的にルールを学んだ方がより身につくと思います。その教材を用意しました。

下記の「ストライクゾーン」の話はサンプル映像で、スリーフットレーンの話に至っては「試し撮り」です。本編は更に充実しているので良かったらご購入下さい



UDCから購入 第1章 打者と打者走者のルール(非会員・一般会員)
【今すぐ購入する】

正会員の方(UDCに年会費を一万円収めて頂いている方)はこちら!
UDCから購入 第1章 打者と打者走者のルール(正会員)
【今すぐ購入する】

■クイズ189(ビギナー)■

1死走者一塁三塁。打者のカウントは1ボール2ストライクス。投手がセットポジションから投球のために足を上げたとき、三塁走者が本塁にスタートを切りました。ホームスチールです。投球はストライクゾーンを通過しましたが、本塁に滑り込んできた三塁走者に当たりファウルグラウンドを転々としました。

審判として正しい処置を考えて下さい。
「選択肢が欲しい」との声も聞こえてきそうですが、実戦で選択肢が提示されることは絶対にありませんよね。

○● 前回の回答(内野手の最初のプレイに基づく送球とは?)●○
正解は
一塁走者に三塁を、打者走者に二塁を与える
でした。

----------------------------------------------------------------
(g)二個の塁が与えられる場合―送球が、
(1)競技場内に観衆があふれ出ていないときに、スタンドまたはベンチに入った場合(ベンチの場合は、リバウンドして競技場に戻ったかどうかを問わない)
(2)競技場のフェンスを越えるか、くぐるか、抜けた場合。
(3)バックストップの上部のつぎ目から、上方に斜めに張ってある金網に上がった場合。
(4)観衆を保護している金網の目に挟まって止まった場合。
 この際はボールデッドとなる。
 審判員は二個の進塁を許すにあたって、次の定めに従う。すなわち、打球処理直後の内野手の最初のプレイに基づく悪送球であった場合は、投手の投球当時の各走者の位置、その他の場合は、悪送球が野手の手を離れたときの各走者の位置を基準として定める。
【付記】悪送球が打球処理直後の内野手の最初のプレイに基づくものであっても、打者を含む各走者が少なくとも一個の塁を進んでいた場合には、その悪送球が内野手の手を離れたときの各走者の位置を基準として定める。


----------------------------------------------------------------


前回の出題のポイントは、表題の通りに「内野手の最初のプレイに基づく送球」とは何かということです。

鋭いゴロが二塁手に転がり、二塁手はそれを弾いてしまいました。これが「内野手の最初のプレイ」であるならば、遊撃手がそれを拾って一塁手に悪送球を投げた時点ではすでに一塁走者は二塁に到達していたので、一塁手には本塁が与えられることになりますが、打球を弾いた行為がプレイとならず、遊撃手の悪送球が最初のプレイならば一塁走者には三塁が与えられるのみとなります。

そこでPBUCマニュアルです。

----------------------------------------------------------------
A key phrase in both the awarding of bases (Official Baseball Rule 7.05(g)) and in appeal plays (Official Baseball Rule 7.10) is “play or attempted play.” Note the following official interpretation:
A play or attempted play (Official Baseball Rule 7.05(g) and 7.10) shall be interpreted as a legitimate effort by a defensive player who has possession of the ball to actually retire a runner. This may include an actual attempt to tag a runner, a fielder running toward a base with the ball in an attempt to force or tag a runner, or actually throwing to another defensive player in an attempt to retire a runner. The fact that the runner is not out is not relevant. A fake or a feint to throw shall not be deemed a play or an attempted play.

≪拙訳≫公認野球規則7.05(g)の安全進塁権と7.10のアピールについて「プレイあるいはプレイの企て」というのがキーフレーズとなる。下記の公式な解釈を頭に入れておくように。
「プレイあるいはプレイの企て」とは、ボールを持った野手が実際に走者をアウトにしようとする正当な試みのことである。これには、実際に走者にタッグに行くこと、フォースプレイにしようと塁に走ること、走者をアウトにするために他の野手に送球することが含まれる。実際にその走者がアウトになったかどうかは関係ない。投げるそぶりはプレイ、あるいはプレイの企てとは見做されない。
----------------------------------------------------------------


二塁手は打球に対してはプレイをしようとしましたが失敗に終わり、一塁走者に対しても打者走者に対しても「ボールを持った野手」として実際に走者をアウトにしようとする正当な試みは何一つできていません。ということは、二塁手がボールを弾いた行為は野球規則7.05を考える上では、「プレイ」とはみなされません。次の遊撃手が二塁手が弾いた打球を拾って一塁に投げた行為は明らかに打者走者をアウトにしようとする試みであったので、内野手の最初のプレイとなります。悪送球が遊撃手の手を離れた時点では打者走者はまだ一塁に到達していなかったので、各走者は投手の投球当時(「投手の投球当時はいつか」という問題はさておき)から二個の塁が与えられることになります。

※各団体・連盟において上記と違う解釈をとる場合があります。ご確認下さい。


★UDC野球ルールクイズ委員会

濱野でした。
                          !無断転載禁止!
濱野です。

審判をこの春から始める方には、既刊のDVDが必ず役に立ちます。

■クイズ188(ビギナー)■

無死走者一塁。攻撃側はヒットエンドランを企てました。二塁手正面への速いゴロとなりましたが、目の前を一塁走者が通り過ぎた(妨害ではない)ので、視界を妨げられたからなのか、捕球できず、遊撃手の方向に大きく弾いてしまいました。遊撃手はそのボールを拾って二塁で一塁走者をアウトにするのを諦め、一塁に送球しましたが、悪送球となりそのままスタンドに入ってしまいました。遊撃手の手から送球が離れた瞬間には、一塁手は二塁に到達済でした。審判がとるべき正しい処置を考えてみて下さい。特に一塁にいた走者にどの塁を与えますか?

○● 前回の回答(ダブルスチールで)●○
正解は
妨害はなかったものとして、一塁走者アウト、二塁走者はそのまま三塁の占有を許し打者は打撃を継続する
でした。

----------------------------------------------------------------
公認野球規則 6.06(c)
 (c)打者がバッタースボックスの外に出るか、あるいはなんらかの動作によって、本塁での捕手のプレイおよび捕手の守備または送球を妨害した場合。
 しかし例外として、進塁しようとしていた走者がアウトになった場合、および得点しようとした走者が打者の妨害によってアウトの宣告を受けた場合は、打者はアウトにはならない。
【原注】打者が捕手を妨害したとき、球審は妨害を宣告しなければならない。打者はアウトになり、ボールデッドとなる。妨害があったとき、走者は進塁できず、妨害発生の瞬間に占有していたと審判員が判断した塁に帰らなければならない。しかし、妨害されながらも捕手がプレイをして、アウトにしようとした走者がアウトになった場合には、現実には妨害がなかったものと考えられるべきで、その走者がアウトとなり、打者はアウトにはならない。その際、他の走者は、走者が、アウトにされたら妨害はなかったものとするという規則によって、進塁も可能である。このような場合、規則違反がなかったようにプレイは続けられる。

----------------------------------------------------------------


捕手の立場では本当にアウトにしたかったのは二塁から三塁に盗塁を試みた走者であり、妨害されたので仕方なく二塁に投げたのかもしれません。そう考えると三塁に進んだ二塁走者に何らかの処置を取るべきだと考えたくなる気持ちもわかります。
しかし、上記規則の私が赤字にした箇所を読んで下さい。捕手は妨害されながらも(当初の企図とは異なるものの)プレイをして、アウトにしようとした走者(当初の企図とは異なりますが)がアウトになりました。
ということは、「現実には妨害がなかったものと考えられるべき」であります。

あくまでこれは「今回の設問のケース」での話で、三塁に送球しようとしたが打者に邪魔されて投げられずそれでプレイが終わってしまったような場合は、捕手の守備を妨害した打者がアウトになることは言うまでもありません。

(3/26上記の最後の文を訂正しました。ご指摘ありがとうございます。)

※各団体・連盟において上記と違う解釈をとる場合があります。ご確認下さい。


★UDC野球ルールクイズ委員会

濱野でした。
                          !無断転載禁止!

【187回】ダブルスチールで

カテゴリ : 
クイズ
執筆 : 
udc_taro 2014-3-15 9:42
■クイズ187(ビギナー)■

無死走者一塁二塁。攻撃側はダブルスチールを企てました。捕手は三塁に送球しようとしましたが、投球を見送った後に打席を外した右打者と接触してしまいました。これで捕手は三塁への送球を諦め、二塁に送球し、その送球によって一塁走者をアウトにすることには成功しました。
審判がとるべき正しい処置を考えてみて下さい。特に二塁から三塁に行った走者はどう扱いますか?

○● 前回の回答(出題者の意図は?)●○
正解は
アピールは認められる
でした。

----------------------------------------------------------------
公認野球規則 7.10
 本条規定のアピールは、投手が打者へ次の一球を投じるまで、または、たとえ投球しなくてもその前にプレイをしたりプレイを企てるまでに行なわなければならない。
 イニングの表または裏が終わったときのアピールは、守備側チームのプレーヤーが競技場を去るまでに行なわなければならない。
 アピールは、その消滅の基準となるプレイまたはプレイの企てとはみなさない。
 投手がアピールのために塁に送球し、スタンドの中などボールデッドの個所にボールを投げ込んだ場合には、同一走者に対して同一塁についてのアピールを再びすることは許されない。
 第三アウトが成立した後、ほかにアピールがあり、審判員がそのアピールを支持した場合には、そのアピールアウトが、そのイニングにおける第三アウトとなる。
 また、第三アウトがアピールによって成立した後でも、守備側チームは、このアウトよりもほかに有利なアピールプレイがあれば、その有利となるアピールアウトを選んで、先の第三アウトと置きかえることができる。
 “守備側チームのプレーヤーが競技場を去る”とあるのは、投手および内野手が、ベンチまたはクラブハウスに向かうために、フェア地域を離れたことを意味する。
【7.10原注】アピールするときに、投手がボークをした場合には、その消滅の基準となるプレイとみなされる。
 アピールは言葉で表現されるか、審判員にアピールとわかる動作によって、その意図が明らかにされなければならない。プレーヤーがボールを手にして塁に何げなく立っても、アピールをしたことにはならない。アピールが行なわれているときは、ボールデッドではない。
【注1】アピール権消滅の基準となるプレイには、投手のプレイはもちろん、野手のプレイも含まれる。たとえば打者がワンバウンドで外野席に入る安打を放って二塁に達したが、途中一塁を空過していた。プレイ再開後、投手が一塁へアピールのために送球したところ、悪送球となって、プレイングフィールド内を転々とした。これを拾った一塁手が一塁でアピールをすることはできるが、二塁走者がその悪送球を利して三塁へ走ったのを見て三塁へ送球してしまえば、一塁でのアピール権は消滅する。
【注2】攻守交代の場合と試合終了の場合との区別なく、いずれの場合でも投手および内野手が、フェア地域を離れたときに、アピール権が消滅することとする。
 アマチュア野球では、試合終了の場合に限って、両チームが本塁に整列したとき、アピール権は消滅することとする。
【注3】アピールするには、言葉と動作とで、はっきりとその旨を表示しなければならない。
 なお、ある一つの塁を二人以上の走者が通過した際、その塁の空過を発見してアピールするには、どの走者に対するアピールであるかを明示しなければならない。たとえば、甲、乙、丙の三走者が、三塁を空過し、乙が三塁を踏まなかったときは、乙に対するアピールである旨を明示しなければならないが、もしこのとき甲が空過したと誤って申し出て、審判員に認められなかった場合でも、その塁を通過した走者の数までは、アピールをくり返して行なうことができる。
----------------------------------------------------------------


中学生の試合で実際に起きた事象だそうです。試合を担当した審判団は、「タイムを要求した捕手の行為がアピールする権利を消滅させた」として守備側のアピールを認めなかったそうです。

何か特別な内規があるなら話は別ですが、上記の公認野球規則の7.10の後段のアピール権の消滅について書かれたところには、守備側によるタイムの要求がアピール権の消滅につながるとはどこにも書いてありませんし実際の運用上も規則書の通りです。守備側の都合でタイムがかかったとしても、再び投手にボールを戻しプレイの宣告をした後ならばまだアピール出来ます。

※各団体・連盟において上記と違う解釈をとる場合があります。ご確認下さい。


★UDC野球ルールクイズ委員会

濱野でした。
                          !無断転載禁止!
E-learning
e-learningで審判のトレーニングだ!
パートナー・リンク
Umpire Clinic in Tokyo
2012 Jim Evans Umpire Clinic in Tokyo
UMPIRE ACADEMY
Umpire's Resource Center
Umpire's Resource Center
スペシャル・リンク
XOOPS Cube PROJECT
Powered by UDC © 2003-2016 Umpire Development Corp.