【アメリカより#5】アメリカで見た光景

私はたくさんのアメリカ人と仕事をしてきました。今回の渡米のブログでも、「アメリカ人の言い訳するところが嫌いだ」と言いましたが、もちろんいいところもたくさんあるのです。 例えば、ロサンゼルス空港でのこと。ホテルへのシャトルバスを待っていると、トランクを載せて運ぶ荷台がありますが、それが風に吹かれて、ころころと一般の道へ転がっていったのです。車の量の多い空港ですから、一つ間違えば大きな事故につながるところですが、その荷台の前に来た車が急に止まり、中から中年の男性が降り、周りの車をいったん止めて、荷台を外に置きにいったのです。私からすれば拍手ものです。一つ間違えば彼も他の車に巻き込まれて事故の可能性があったのですから。 同じようなことがハイウェイでもありました。100キロぐらいで運転していたのですが、急に周りの車のスピードが落ちたなと思ったら、前方で丸く巻いたカーペットのようなものが真ん中の車線に落ちていました。一人の男性が横の側道に車を止めて、ロスの空港で見たのと同じように、周りの車を止めて、そのカーペットを拾って、邪魔にならない側道の方に置きにいったのです。 皆さんは日本の高速道路で物が落ちていたら、上の彼らと同じように、車を止めてその落ちているものを拾いに行けますか?私も含めてほとんどの方はそのままだよけて通りすぎてしまうでしょう。 こんなこともありました。アメリカの空港でのセキュリティは、相変わらず厳しいです。アメリカと比べると日本の空港でのセキュリティは、かなり甘いです。第一に、日本はチェックインの時に、身分証明書を提示しないですよね。極端に言えば、人のチケットでも簡単に飛行機に乗れるということです。話が少しそれましたが、その荷物検査の時、一人のご老人が荷物をベルトに載せるまでは良かったのですが、前に荷物を進めることなく先に行ってしまったので、そこで列が詰まってしまったのです。それを見た私の2人ぐらい後ろの方がさっと前に出てきて、その荷物を先に進めたのです。それによって、列がまた前に進み始めました。 どの行為にしても、考えてみれば、たいしたことないちょっとしたことかもわかりません。でも、自分はすぐにそんなふうに出来るかなと考えたり、日本でそんなことをしている人がいるかなと考えれば、決してそうは思いません。今のこの時代、日本では何が当たり前で常識的なことなのか、基準がずれていると言わずにいられません。当たり前のことが当たり前に出来て、それを他の人が喜んでくれる。そんな光景をアメリカで見た気がします。 カリフォルニア州ストックトンより ☆内川