同級生は今

梅雨らしい天気が続いてますね。雨天中止で、皆さんの試合も日程調整が大変だと思います。 先日、私がアメリカでいっしょにプロになった、言わば「同級生」とメールでやりとりする機会がありました。彼は現在3Aの審判ですが、ここ数年でメジャーの試合を65試合(内球審15試合)を裁いたそうです。先週も、私はテレビを観ていて「いいハッスルしてる審判やなあ。誰やろ?」と思って調べると、彼だったのです。 彼のような同級生だけでなく、私といっしょにパートナーとしてフィールドに立っていた審判たちが、今メジャーの大舞台への挑戦権を得て、頻繁にその姿をテレビで観ることが出来ます。共にフィールドで仕事をし、長時間の移動をし、ハンバーガーをほおばり、酒を飲み、アホなことを言い、時にはけんかをしたりした審判が、今まさにメジャーという最高の舞台への挑戦権を獲得したことを観ることほど、私にとってうれしいことはありません。 もう私の同級生は3Aにしかいません。逆に言えば、私の同級生、もしくはその前後1年の審判は、そのメジャーへのチャンスを得ていなければならない時期なのです。そうでないと、今後そのチャンスが回ってくる可能性は低いでしょう。 彼らもまだメジャーの審判でなく、3Aの審判です。一時的にメジャーへ上がっているだけで、そのたびにメジャーのスーパーバイザーたちの厳しい査定を受けています。今まで何試合メジャーの試合を裁こうと、来年の保障は何もありません。ある意味、一番真剣に試合に取り組んでいる審判たちなのです。彼らは毎試合「自分自身との戦い」を続けています。 少しでもたくさんの「同級生」たちに、そのチャンスが巡ってくることを望まずにはいられません。 ☆内川