審判の基本は二人制、では三人制は?

ここ数年、日本でも二人制の重要性が認識されるようになりました。NPBのアンパイアスクールを筆頭に、各アマチュア団体の大きな講習会でも二人制を取り入れることが増えてきたと聞いています。
ありがたいことに、【UDC=二人制】というイメージもだいぶ定着しているように思います。

しかしながら、我々は現状に満足しておりません。

それはなぜか・・・実は二人制の動きというのは、日本で最も定番とされている四人制にはいきなり直結しないからです。

基本的に四人制でいきなり審判が二人になることは限りなく少ない(二人が同時に打球を追ってしまった場合等)と思います。
逆に言えば、常に一人が打球を追う四人制の場合、残された三人の審判は三人制のフォーメーションをベースに動くことになります。
つまり、四人制のフォーメーションとは三人制を基に成り立っていることになります。
例えば、ノーランナーでセンターへの飛球の際、四人制であれば二塁塁審が打球判定を行います。三塁塁審は二塁でのプレーに、球審は三塁でのプレーにそれぞれ備え、ローテーションします。実はこの動き、三人制で誰も打球を追わなかった場合の動きと全く同じなのです。

同様に、三人制のフォーメーションは二人制を基に成り立っています。

その良い例がアメリカ・マイナーリーグの審判育成システムに見て取れます。
マイナーリーグでは審判学校とルーキーリーグ及び1Aで徹底的に二人制を叩き込みます。その後、2Aでは二人制の動きを基にした三人制を学び、その仕上げとして3Aでは四人制のための三人制を身につけるのです。
これこそが【審判の基本は二人制】と言われる所以であり、審判をトレーニングする唯一の組織である我々UDCが二人制に力を入れている理由でもあります。

審判の基本は二人制、審判で一番楽しいのは三人制だと我々は考えています。

普段から三人制をやることがある方は勿論のこと、通常四人制で試合をしている方にこそ三人制を学んで欲しいと考えています。

そんな『一番難しい』三人制が『一番わかりやすく』学べる機会を、今年は大阪で設けます。
昨年まで3年連続で二人制の講習会を開催し、今回の土台を築いてきました。その集大成ともいえるのが今回のクリニックです。

例年クリニックを開催している舞洲ベースボールスタジアム(現:大阪シティ信用金庫スタジアム)がオリックスの管理下となり、来年度以降の開催についても難しい部分がございます。2日間、みっちりとクリニックが開催出来るのは今年が最後かもしれません。
素晴らしい講習会が出来るよう、インストラクターもフルメンバーで臨みます。

皆様にお会いできるのを楽しみにしております。

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