【第101回】ボーク?ボール?(ビギナー)

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最新のルールをご確認のうえ、お読みいただきますようお願い申し上げます。

こんにちは。濱野です。 水曜日に台風15号が日本を縦断していきました。私も都内から家に帰るのに14時に家を出たのに、帰宅できたのは11時半過ぎでした。昨日は河川敷のグラウンドに行ったら大きな柳の太い枝がもぎ取られたように折れていました。皆さんのところは大丈夫だったでしょうか?被災された方にはお見舞い申し上げます。 ■ クイズ101(ビギナー)■ 今回もPBUCのルールテストからです。 無死走者一塁。投手は投手板上から牽制球を投げようとしましたが、腕を振ったときにボールが滑り落ちてしまいました。投手の指から滑り落ちたボールは一塁本塁を結ぶファウルラインを越えて転がりました。 1.「ボール」が打者に与えられる。一塁走者は二塁に進む。 2.「ボーク」が宣告される。一塁走者は二塁に進む。 3.「ボール」が打者に与えられるのみである。。 4.投手は反則行為をしていないので、ペナルティはない。 考えてみて下さい。 ○● 前回の回答(区切りの100回目)●○ 正解は・・・ 3.ボールインプレイである。 でした。 【解説】 ————————————————————————————– 公認野球規則 6・05 打者は、次の場合、アウトになる。 (h)打者が打つか、バントしたフェアの打球に、フェア地域内でバットが再び当たった場合。ボールデッドとなって、走者の進塁は認められない。  これに反して、フェアの打球がころがってきて、打者が落としたバットにフェア地域内で触れた場合は、ボールインプレイである。ただし、打者が打球の進路を妨害するためにバットを置いたのではないと審判員が判断したときに限られる。(7・09b参照) 【原注】バットの折れた部分がフェア地域に飛び、これに打球が当たったとき、またはバットの折れた部分が走者または野手に当たったときは、プレイはそのまま続けられ、妨害は宣告されない。打球がバットの折れた部分にファウル地域で当たったときは、ファウルボールである。  バット全体がフェア地域に飛んでプレイを企てている野手(打球を処理しようとしている野手だけでなく、送球を受けようとしている野手も含む)を妨害したときには、故意であったか否かの区別なく、妨害が宣告される。  打撃用ヘルメットに、偶然打球または送球が当たったときはボールインプレイの状態が続く。  打球が、ファウル地域で打撃用ヘルメット、地面以外の異物に触れたときは、ファウルボールとなり、ボールデッドとなる。  走者がヘルメットを落としたり、ボールに投げつけて打球または送球を妨害しようとする意図があったと審判員が判断したときには、その走者はアウトとなり、ボールデッドとなって、他の走者は、打球に対してのときは投手の投球当時占有していた塁、送球に対してのときは妨害発生の瞬間に占有していた塁に帰らなければならない。 ————————————————————————————– 解答の根拠はルールブックの文章の私の青字にした部分です。 注意してほしいことは、、答えはあくまで「ボールインプレイ」であって、「フェア」ではないということです。ボールインプレイなので、フェア地域に置いてあったバットにボールが当たっても、その時点では「ボールインプレイ」なので、フェア/ファウルは決定しません。ボールがバットに当たって再び方向が変わってファウル地域で止まればその打球はファウルになります。 【ちなみに情報】 設問のようなケースは、軟式野球では日常茶飯事ですが、日本の硬式野球ではあまり起こりません。しかし、アメリカでは起こらないとは言い切れません。内野にも芝が植えてあるからです。ゆっくりと転がる打球は芝を乗り越えられず、打球の方向が変わることがよくあります。例としてフィリーズのライアン・ハワード選手の頭脳プレイを挙げておきます。内野に芝が植えてあると単に見た目の美しさとか、そういうことだけでなく、野球のプレイそのものも変わるという一例です。 内野内のフェア・ファウルは「打球が止まったとき」あるいは「野手が触れたとき」までは確定しないということを頭に叩き込んでおきましょう。 ※各団体・連盟において上記と違う解釈をとる場合があります。ご確認下さい。 ★UDC野球ルールクイズ委員会