【第114回】退場その1・打者編(エキスパート)

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UDCルールクイズをご覧の皆様、あけましておめでとうございます。濱野です。2012年が皆様にとって良い年になることをお祈りしております。本年もよろしくお願いいたします。 内川副代表も既に触れていますが、UDCの昨年末の仕事収めはDVD撮影でした。制作会社に提出した台本の執筆を私が担当したので、当日は台本と撮れたものの内容の差がないかモニターの前でチェックするのが私の主な仕事でした。そういうわけで、私自身は殆ど映像に出ておりません。台本を担当した私が言うのも手前味噌かもしれませんが、良い作品が出来そうです。3月の下旬発売予定です。 1年で一番寒い一月は、勿論地域によるとは思いますが、アマチュア野球もさすがにお休みのところが多いのではないでしょうか? シーズン中は皆様にすぐに役に立つ実践的な内容を意識して取り上げました。せっかくのオフシーズンですから、現状、日本のアマチュアには最も縁遠いと思われる「退場」についてこれから数回に渡り、取り上げていこうと思います。アメリカ野球における退場については、勘違いされている方も多くいると思います。審判は無節操、無原則に意のままに退場を宣告しているわけではありません。そのような皆様の誤解を解くのが目的です。 ■ クイズ114(エキスパート)■ 審判が退場を必ず宣告しなければならないのはどれでしょうか?打者の以下の行為から選んでください。 1.ストライクのコールの後に、「絶対に入ってないよ!」と短く球審に怒鳴った。 2.見逃し三振の直後に、何も言わずに反対側の打席にバットで線を引いた。 3.ヒットエンドランのサインを見破られて、走者を助けるために外に大きく外された投球でなく捕手に向かってバットを投げつけた。 4.見逃し三振の直後に、黙ってヘルメットとバットを自分のダグアウトの方向に投げた。 アメリカ野球での話です。考えてみてください。 ○● 前回の回答(懲りずに第三アウトと得点の関係)●○ 正解は・・・ 一塁走者の三塁空過のアピールをした後、打者走者の一塁空過のアピールをする。 でした。 【解説】 設問の文章から読み取れることは、一塁走者は二塁には正しく触れたようです。次塁に正しく触れた時点でフォースの状態からは解除され、三塁の空過のアピールはフォースアウトにはなりません。一方、打者走者は一塁を空過してしまいました。このアウトはフォースアウトです。守備側は第三アウトをフォースアウトにすれば4.09(a)【付記】(1)(2)の規定により前位の走者の得点を取り消すことができます。しかし、この順序を間違えると守備側はみすみす攻撃側に点を与えてしまうことになります。 ※各団体・連盟において上記と違う解釈をとる場合があります。ご確認下さい。 ★UDC野球ルールクイズ委員会