【第125回】何故揉めているのだ?

ルール改正により、ルール・クイズ記事投稿時とはルールが変更されている場合がございます。
最新のルールをご確認のうえ、お読みいただきますようお願い申し上げます。

こんばんは。濱野です。 更新が遅くなり申し訳ありません。 まずは告知です。トップページの「今後の予定」にも掲示済みですが、今月の31日の木曜日午後7時からのイブニングセミナーにて渡欧報告会をさせてもらうことになりました。インストラクターとして呼ばれただけでなく、恐らく日本人として初めて欧州での野球の試合の公式戦を審判してきました。UDCでは米国野球に精通されている方が多いとは思いますが、今回は趣を変えて肌で感じてきた欧州野球の話をさせて頂きます。「世界の野球」にご興味のある方は是非ご参加ください。 ■ クイズ125(ビギナー)■ 今回は久々にmlb.com/videoからの出題です。内川代表が発見した映像です。 無死走者一塁、1ボール、2ストライクという状況です。 パイレーツ、アストロズの監督がそれぞれ球審に抗議に来ました。アストロズの監督は結果退場となりましたが、両監督は何を抗議していたのでしょうか?選択肢からそれぞれ選んで下さい。 1.投球がバットに当たったのでスリーバント失敗で打者アウトとすべきだ。 2.打者は投球に当たったので(日本で言うところの)デッドボールである。 3.打者が反則打球をしたので、打者アウトとすべきだ。 4.投手は打者を故意に狙ったので、投手を退場にすべきだ。 また、結果的に審判団の下した判定は正しかったのでしょうか? 考えてみてください。 ○● 前回の回答(ホームスチールと妨害)●○ 5.打者がボールをバットに当てた時点で守備妨害が宣告される。二死三塁で再開。 でした。 《解説》 —————————————————————- 公認野球規則 2.59 PITCH 「ピッチ」(投球) ― 投手が打者に対して投げたボールをいう。(8.01)【原注】 あるプレーヤーから他のプレーヤーに送られるボールは、すべて送球である。2.76 THROW 「スロー」(送球) ― ある目標に向かって、手及び腕でボールを送る行為をいい、常に投手の打者への投球(ピッチ)と区別される。 8.01(e) 投手がその軸足を投手板の後方にはずしたときは、内野手とみなされる。 6.06(c) 打者がバッタースボックスの外に出るか、あるいはなんらかの動作によって、本塁での捕手のプレイ及び捕手の守備または送球を妨害した場合。  しかし例外として、進塁しようとしていた走者がアウトになった場合、及び得点しようとした走者が打者の妨害によってアウトの宣告を受けた場合は、打者はアウトにはならない。 【原注】打者が捕手を妨害したとき、球審は妨害を宣告しなければならない。打者はアウトになり、ボールデッドとなる。妨害があったとき、走者は進塁できず、妨害発生の瞬間に占有していたと審判員が判断した塁に帰らなければならない。しかし、妨害されながらも捕手がプレイをして、アウトにしようとした走者がアウトになった場合には、現実には妨害がなかったものと考えられるべきで、その走者がアウトとなり、打者はアウトにはならない。そのさい、他の走者は、走者がアウトにされたら妨害はなかったものとするという規則によって、進塁も可能である。このような場合、規則違反が宣告されなかったようにプレイは続けられる。 7.08(g) 無死または一死で、走者が得点しようとしたとき、打者が本塁における守備側のプレイを妨げた場合。二死であればインターフェアで打者がアウトとなり、得点は記録されない。 —————————————————————- 今回は解説を書くのに少し苦労しています。というのは、打者は送球を打ってはいけないとはルールブックには書いていないのです。(あまりにも当たり前のことはルールブックには書いていないからです。) 該当するルールを引用するならば上記のような条項が該当すると思います。投手が後方にはずしたときは、内野手となるのですから内野手からの送球を打者がバットに意図的に当てれば当然妨害ということになります。無死、一死のときは審判が三塁走者の行為を本盗と判断できれば打者の妨害によって三塁走者がアウトになり、そうでなければ打者がアウトとなります。 ※各団体・連盟において上記と違う解釈をとる場合があります。ご確認下さい。 ★UDC野球ルールクイズ委員会