【第13回】UDCルールクイズ(forエキスパート)

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最新のルールをご確認のうえ、お読みいただきますようお願い申し上げます。

UDCルールクイズをご覧の皆さん、こんにちわ♪ 映像でご覧になった方も多いと思いますが、4日のパ・リーグのロッテ戦でオーティス選手がセカンドゴロに対してグラブを投げ、打球に当たるという珍しいプレーがありました。この場合3つの塁が与えられますが(規則7.05c)、9年前に自分が球審をした試合で似たようなプレーに直面した事があるのを思い出しました。 そのときは打者が強烈なセンターへのライナーを放ち、それを投手(偶然ですがその投手は自分の高校時代の友人でした)がグラブを投げて落とそうとしました。が、無念にも投げたグラブは打球に当たらず…「ナッシング」を宣告。“打球とグラブが触れていない事”に対して私は審判人生で初めて「ナッシング」をコールした場面でもありました。 さて、いよいよキャッチ・ノーキャッチの最終回!複合問題ですが、これも実際に私が9年前に直面したプレーです。 ■ クイズ13 ■ (エキスパート) 0アウト走者満塁です。打者が1塁ファイルライン上に内野フライを打ち上げました(1塁手が普通に捕ることができるフライ)。1塁走者はフライと思い1塁ベースに戻りました。そのベース上に戻った1塁走者と前進守備から後退してフライを裁こうとした1塁手が交錯(偶然の接触)。1塁手はファウルライン上で打球に触れたが捕球できず、ファウル地域を転がっています。1・2塁走者はそのままベース上にいましたが、3塁走者は打球が転がるのを見て一旦ホームイン。その後1・2塁走者が動いていないのを見てホームから3塁に戻ってしまいました。 さて、上記プレー内で審判に必要とされるコール(声・メカニック等)・処置の全てを応えて下さい(触塁確認は除く)。全部で5つあります。 ○● 先週・先々週の回答 ●○ 先々週の正解は・・・ 1:フェアと判定する。 でした。 先週の正解は・・・ 3:ボールに触れた場所がファウル地域だったので「ファウル」と判定する。 でした。 【解説】 過去2週のケース(ベースより前でフライに触れた時)では、打球を処理する野手が“ラインの中又は外にいたか?”ではなく、“打球に触れた位置”とファウルラインの相互位置で決定します。打球に触れた時点のボールの位置が、先々週のクイズのように僅かでもラインにかかっていれば「フェア」と判定します。 日本では現在も殆どの野球組織・連盟においてフェア・ファウルの判定時にキャッチ・ノーキャッチが関わる場合は?キャッチ・ノーキャッチをコールしてから?フェア・ファウルをコールしています(フェアの判定の場合)。例えば右翼手がファウルライン上でライトライナーに触れたがこぼした場合、?ノーキャッチ(セーフのメカニック)を出した後?フェアをコール(フェア地域を指差す)します。 米国では、上記ケースでは?フェア・ファウルをコールしてから?キャッチ・ノーキャッチをコールしています。フェア・ファウルは“野手が打球に触れた時点”か“打球が地面についた時”に決まるのですぐコールできます。が、キャッチ・ノーキャッチ(特にキャッチ)は決まるまでにボールを確保したかを確認するまで時間が必要だから、という理由で後にコールしています。 国際舞台で審判される機会があるアンパイアの方は是非頭に入れておいて下さいね♪ ※規則2.15、2.25、2.26、2.32、2.33参照。 ※各団体・連盟において上記と違う解釈をとる場合があります。ご確認下さい。 ★UDC野球ルールクイズ委員会