【第135回】プレイとは?プレイの企てとは?

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最新のルールをご確認のうえ、お読みいただきますようお願い申し上げます。

こんにちは。濱野です。 更新が遅れて申し訳ございません。 日曜日は日本ポニーベースボール協会様の全日本選手権大会に呼んで頂き、審判査定に出かけて来ました。5試合見た中で、あるチームの二塁手の5回の守備機会中、エラーを4つしてしまい、また、この選手のエラーが尽く相手チームの得点に結びついてしまって投手の自責点はゼロ(1だったかな?)にも関わらず負けてしまったという試合が印象に残りました。4つ目のエラーの直後に代えられてしまって、試合終了後の整列時には顔を押さえて泣いていました。 遠い昔、プレイヤーだった自分は、その子の気持ちが良く分かります。しかし、それ以上に自分も息子を持った今(ウチのはまだ三歳ですが)では、その子のお父さんの気持ちになって考えてしまいました。家に帰ったらどういう言葉をかけてあげようかな、と。 ■ クイズ135(ミドル)■ ネタ切れでどうしようと思っていたら、質問箱にとても良い質問を頂きました。内容を少し改変して皆さまとシェアしようと思います。 走者一塁。ヒットエンドランの状況です。打球は一塁手への強烈なゴロ。一塁手がミットに弾いて二塁手の方に転がりました。それを拾った二塁手が一塁へ悪送球しベンチに入ってしまいました。悪送球が二塁手の手を離れた時には、打者走者は一塁には到達していませんでしたが、一塁走者は既に二塁に滑り込んで触れていました。この場合、審判団は走者にどの塁を指示すべきでしょうか? 1.打者走者二塁。一塁走者三塁。 2.打者走者三塁。一塁走者得点。 3.打者走者二塁。一塁走者得点。 その理由を考えてもらうことが大事です。 ○● 前回の回答(ミットが硬いのか?)●○ 正解は 1.ボールデッド。打者アウト。攻守交代。。 でした。 —————————————————————- 公認野球規則 6.06(c)【原注】 ?前略?打者が空振りし、自然の打撃動作によるスイングの余勢か振りもどしのとき、その所持するバットが、捕手がまだ確捕しない投球に触れるか、または捕手に触れたために、捕手が確捕できなかったと審判員が判断した場合は、打者の妨害とはしないが、ボールデッドとして走者の進塁を許さない。打者については、第一ストライク、第二ストライクにあたるときは、ただストライクを宣告し、第三ストライクにあたるときに打者をアウトにする (2ストライク後の “ファウルチップ” も含む)。 ——————————————————- ルールブック(私が赤字にした部分)にはっきり書いてあります。 スイングのフォロースルーが、投球または捕手を叩き、それが、第三ストライクにあたる場合は、打者アウトになります。 私が個人的にルールに関する質問を受けて、手元に何の資料もなくしかも回答に自信がない時は、とりあえず自分の審判としての本能や直感を信じて暫定的に答えます。その後、確認して間違っていたら、再度質問してくれた人に連絡して正しく伝えるようにしています。 実は、私は質問を受けて最初、誤った答えをしてしまいました。 私の最初の解答は、「単にスイングしただけの打者に、スイングのフォロースルーが捕手の捕り損ねた投球に当たるに当たる事まで予見させることは酷なので、投球を捕れなかった捕手にも責任があるから、ボールインプレイでいわゆる『振り逃げ』もできると思います」というものでした。 言い訳をすると、ルールクイズの83回で取り上げた、第三ストライクが捕えられなかったときに、捕手が前にこぼした投球をたまたま蹴ってしまった場合はインプレイで扱うという規定と混同してしまいました。 後でルールブックを確認して、質問してくれたチームの関係者に慌てて連絡をとったことは言うまでもありません。 私自身のために、ここで場合分けをして整理したいと思います。 第三ストライクが捕えられなかったとき、 バットが投球か捕手を叩いたとき、打者はアウトになり、 これに対して、 打者が走り出して偶然投球に触れても、インプレイである。 私の誤りが皆さんの参考になれば幸いです。 ※各団体・連盟において上記と違う解釈をとる場合があります。ご確認下さい。 ★UDC野球ルールクイズ委員会