【第14回】UDCルールクイズ(番外編)

ルール改正により、ルール・クイズ記事投稿時とはルールが変更されている場合がございます。
最新のルールをご確認のうえ、お読みいただきますようお願い申し上げます。

UDCルールクイズをご覧の皆さん、こんにちわ♪ [img align=right]http://www.umpire-dc.org/uploads/img7dde500dd5006491592e8.jpg[/img]  皆さんは「審判(しんぱん)」という呼び名についてその起源をご存知ですか?  実はこの問いが今日のクイズになるのですが、私が最初に審判を始めた静岡県沼津市のとある大先輩から「藤原くん、“審判”とは“しんばん(しんぱん)”と呼ぶんだよ」と教わったのを覚えています。※後に“しんぱん”の読み方が正解だと判明しました。  米国では「審判」を「アンパイア」と呼びますが、最も多く使われる呼び名は「Blue(ブルー)」かもしれません。審判のユニフォームがBlue(青い)だからです。日本風に言うと「青い服!」位でしょうからあまり良い呼び名ではありません。プロでは必ずアンパイアを名前か“アンパイア”と呼びます。  今日はその“アンパイア”の語源に関するクイズ。違ったアンパイアの歴史が見えてきますよ。 ■ クイズ14 ■ (番外編) “アンパイア”という言葉に関する説明で次の4つの中で1つだけ適切でないものがあります。 それはどの選択肢でしょうか? 1:審判を“アンパイア”と呼ぶスポーツは「野球」と「ソフトボール」だけである。 2:“アンパイア”の元となる言語は古代フランス語であった。 3:“アンパイア”の語源は“2人の間に起きた紛争を解決する事を依頼された人”という意味である。 4:“アンパイア”を発音する時のアクセントは最初の“ア”の部分にある。 いかがでしょうか? 何気なく呼んでいる“アンパイア”という言葉ですが、上記選択肢のうち3つは事実なんです。さあ、来週木曜までゆっくり考えてみて下さい。 ○● 先週の回答 ●○ 先週の正解は・・・ 1:打者に「インフィールドフライ、バッターアウト。イフ・フェア」を宣告する(右手人差し指で天を指す)。 2:ベースについている走者の守備者への妨害に対して「ザッツ・ナッシング」を宣告する(セーフのメカニック)。 3:1塁手が打球に触れた瞬間にフェア地域を指差し「フェア(声は出さない)」を宣告する。 4:落球後に「バッター・アウト!バッター・アウト!(英語ではHe’s out. He’s out. He’s still out.)」を宣告する。 5:プレーが一段落したら「タイム」をかけ、3塁に戻った3塁走者にホームインを認め、ホームに行くよう指示する(得点を認める)。 の5つでした。 でした。 【解説】 問題のケースはインフィールドフライに該当しますので「インフィールドフライ」更にファウルライン際ですので「イフ・フェア」を宣告します(正解の1)。通常は打球を処理する守備者を妨害した場合は故意でも偶然でも妨害でアウトを宣告されますが、ベースについている場合(故意でないケース)は例外となります(正解の2)。更に打球を1塁手が落とした時点でフェアを宣告(正解の3)し、同時にそれが打者アウトを意味するので打者にアウトを宣告します(正解の4)。最後に一度ホームを踏んだ3塁走者は3塁に戻ったとしても得点はルールで認められるので、得点を記録し同時にホームインするよう3塁走者に指示します。 このクイズは「塁上の走者の妨害をどう扱うか?」と「一度得点し戻った3塁走者をどう扱うか?」がキーです。米国ならこのいずれかだけでも必ず抗議になります。 「塁上の走者の妨害」は故意でなければ問題ありません。ここで何も審判が「ナッシング」等のコールを示さないと「あっ、あの審判、判断に迷っている!」と隙を選手・監督に見せることになります。 「一度得点し戻った3塁走者をどう扱うか?」ですが、規則5.06原注に 「・・・走者が正規の走塁を行って本塁に触れたならば、その走者のそれ以後の行為によって、その得点は無効とはならない」 とあります。ですので一度ホームに達し、踏んでいればたとえその後3塁に戻っても1点が記録されるのです。 このクイズのケースは、2000年に球審:内川仁、1塁:藤原啓之(3人制。2名ともアマチュア時代)で起こりました。ウエストが2人とも今より5センチは少なかった時代です。 ※規則2.40、5.06原注、7.08b原注1参照。 ※各団体・連盟において上記と違う解釈をとる場合があります。ご確認下さい。 ★UDC野球ルールクイズ委員会