【第25回ルールクイズ(ミドル)】ボークの意味って?

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UDCルールクイズをご覧の皆さん、こんにちわ♪  先週から「ボーク」という投手の反則について触れていますが、そもそも「ボーク」とはどういう意味なのでしょうか?  「ボーク」とは“障害, じゃま; 失策、妨げる; くじく, 失望させる”の意があるそうです(goo辞書 英和辞典から)。  野球で当てはめれば、“打者が打ったり走者が走る(盗塁等)行為のじゃまを投手がボークしてはいけない”という事です。  野球は“相手より1点でも多く取ることで勝ちを争う”ゲームです。攻撃側が打ったり走ったりする行為を投手が過度に妨げないようルールで制限しています。  1954年までは全てのボークは「ボールデッド(試合停止)」としていました。が攻撃側が不利にならないよう「インプレー」とするケースもその後設けるようになり現在に至っています。今回はそのケースについて学んでいきましょう! ■ クイズ25 ■ (ミドル編)  0アウト走者1塁です。カウント1ストライク1ボールから投手は投球前に完全静止せず球審は「ボーク」を宣告しました。投手はそのまま投球し打者はセカンドゴロ。セカンドは2塁へ送球し2塁で1塁走者はアウトを宣告されました。その後1塁にも転送されましたが、打者走者はセーフを宣告されました。  さて、正しいルールを適用されている選択肢は次のうちどれでしょうか? ?インプレーとして成立する。1アウト走者1塁で再開する。 ?1塁走者が「アウト」を宣告されるタイミングでボールデッドとし、投手にボークを宣告。1塁走者に2塁を与え、打者は打ち直し。0アウト走者2塁、カウント1-1から再開する。 ?全てのプレーが終了後ボールデッドとし、投手にボークを宣告。1塁走者に2塁を与え、打者は打ち直し。0アウト走者2塁、カウント1-1から再開する。 ?「ボーク」宣告後、即ボールデッドとする。0アウト走者2塁、カウント2ストライクー1ボールから再開する。 投球後、捕手が捕球してその後「タイム」を宣告して走者を進める、というのが通常のケースです。が上記のようにボークにも関わらず打った場合はどうなるのでしょうか?“誰が悪いのか?”“どの時点で起こった反則なのか?”“攻撃側はどこまでアドバンテージがあるのか?”の視点で考えてみましょう♪ ●○ 先週の回答(番外編) ○● 正解は・・・ 「打者がタイミングをとりずらくなり、打撃行為がしにくくなるから」でした。 【解説】  規則8.05(m)に書かれているように、投手はセットポジションからは投球前に“完全に静止”する事が義務付けられています。詳述すると、投手が捕手からのサイン確認後、打者に投球するには“投球の準備動作(ストレッチ)”と言って体の前面で両手を合わせる動作をします。この両手を合わせる動作の時、体の前面のどこかで“完全静止”する必要があるのです。 完全静止とはどの位か?は審判の判断に委ねられています。「1秒間静止が必要」「0.5秒だとボーク」等具体的数字で殆どの連盟・リーグ(プロ・アマチュア両方)で明記はしていないと思います。ただどの審判もこの規則に関して基準にしているのは 「打者が投球を待つに際して、投手が“止めた”という事が審判の眼から判断できたか?」 です。投手がセットポジションで止めるのは、言わば“打者にこれから「投球するよ」と告げること”ですので、これが曖昧になると打者も打ちにくくなりますし、走者も非常に進塁のチャンスを窺いにくくなります。  選手の皆さんは、しっかり投球前はセットを止めることを心掛けましょう! ※規則8.05(m)参照。 ※各団体・連盟において上記と違う解釈をとる場合があります。ご確認下さい。 ★UDC野球ルールクイズ委員会