【第32回ルールクイズ(番外編)】野球ボールの縫い目はなぜ108個?

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UDCルールクイズをご覧の皆さん、こんにちわ♪ [img align=left]http://www.umpire-dc.org/uploads/img686f2c6c24c3f60e439d5.jpg[/img]  メジャーリーグはいよいよリーグ優勝チームを決める「リーグ・チャンピオン・シップ(略称LCS)」が昨日開幕しました。全7戦で4戦先勝チームがワールド・シリーズに進みます。  松坂投手が先発を努めたレッドソックスVSレイズの初戦、球審はTim McClelland(ティム・マクリランド)が使用していたマスクは最近流行つつある「チタンマスク」でした。 灰色のフレームでお馴染みのこのマスク、まず非常に軽量です。それでいて強度は通常の鉄フレームのマスクよりはるかに強いそうです。日本のプロ野球審判の方も使用し始めています。  UDCでも販売しております。が、現在非常に米国内で人気のため、購入までに時間を頂いています。ご購入希望の方は下記までご予約下さい。                                  info@umpire-dc.org 担当/内川  さて、今週は番外編。普段何気なく使用するボールについてのクエスチョンです。 ■ クイズ32 ■ (番外編) [img align=left]http://www.umpire-dc.org/uploads/img6b9ad2831da310affd5bf.jpg[/img] 通常使用される野球の硬式ボールには、縫い目が108個入っています。 何故、縫い目は108個となったのでしょうか?答えとして最も適した選択肢は次のうちどれでしょうか? 1:野球規則で「ゲームで使用されるボールの縫い目は108つとする」と決められているから。 2:野球がアメリカから伝播した130年前当時は縫い目は130だったが、野球を日本に“輸入”した作家・正岡子規が除夜の鐘にちなんで108個になるようボール製造会社に依頼したのが始まり。 3:ルールで特に決められた縫い目の数はない。今でもメジャーリーグでは109つや107つの縫い目のボールが実際に使用されている。 4:米国の最初に作られたボールでは116個の縫い目だったが、縫い目がほどけなく更に縫い目が多いが故に縫い目の穴の多さで破れないバランスを追求した過程で108つとなった。 ■写真はMLB公認球。今年で改装されるNYメッツのShea Stadiumでのゲームで使用されている試合球です。 米国プロ野球では、ボールには必ずリーグ会長のサイン(印刷ですが)が記載されております。日本で市場に販売されるボールは反発テスト・縫い目の個数等全て検査済みのものだそうです。  来週の回答をお楽しみに♪ ●○ 先週の回答(プロフェッショナル編) ○● 正解は・・・ 3:マーチンの安打は成立。ドールは試合から除かれる。マーチンに代わって代走が出なければならない。 でした。 【解説】  クイズの状況を振り返ります。クイズでは・・・  ■打順表には5番・捕手の部分に「ドール」の名前があるが、「マーチン」が試合に出場。  ■4回裏、「マーチン」が満塁から2点適時打を放った直後、守備側から「打順表には“ドール”とあるのに“マーチン”が出場している」とアピールがあった。更に打順表の控え選手欄にも“ドール”の名前があった。  という状況で、審判はどう対処すればよいのか?でした。  正直厄介な状況です。実際に起きたら間違いなく10分以上試合は中断するケースです。  ここで答えを出さなければいけないのは・・・ ? 間違って4回まで試合に出続けている「マーチン」の行為(4回裏のヒット含む)は有効か? ? ?が「有効」とされるなら、「ドール」はどうするのか? ? 「マーチン」は打順表に名前がないが、その後試合に出続けてOKなのか? の3つだと思います。  そこで、当時の審判クルー(又はMinor League Baseball)はこう結論付けました。 ?について→「マーチン」の行為は有効。打順表に記載のない選手のため有効とし難いが、マーチンが出場しなかったなら・・・と4回までの結果をさかのぼって判断することはできないから。 ?について→「ドール」は“監督からの選手交替が告げられずに「マーチン」に交替した選手”として扱われる。よって「ドール」は既に“選手交替”された選手と扱われ、この試合には出場できない。 ?について→「マーチン」は出場はできない。守備側からアピールがあった時点で「マーチン」が打順表に記載のない選手であるのはハッキリしたので、それ以降の試合出場は認められない。よってヒットを放ち1塁にいる「マーチン」には交替が告げられねばならない。  私も妥当な結論だと思います。この中で一番難しいのは上記?をどう判断するか?です。 審判も試合前のメンバー交換の際に同じ名前があるケースは間違えを訂正できますが、このクイズのケースは打順表が正しくても起こりうるケース。よってルールブック・各団体の内規にあるルールで判断する→ルールを勉強することは重要なのですね! ※規則3.04、3.08(a)(3)、4.04参照。 ※各団体・連盟において上記と違う解釈をとる場合があります。ご確認下さい。 ★UDC野球ルールクイズ委員会