【第33回ルールクイズ(ビギナー)】1塁セーフ後は駆け抜けOK?

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 日本でもプロ野球のプレーオフが始まり、現時点では大きなトラブルなく進んでいます。 米国のプレーオフではここ数年チャンピオンが決定するまでに必ず大きな抗議または退場に発展するケースが1つは発生しています。  皆さんに見て頂きたいのは抗議する時の選手・監督と審判の位置関係です。基本として抗議する人間は審判と1対1の図にならなければなりません。基本的に複数の選手達が同時に当該審判に抗議することは許されません。  米国ではこの原則がほぼ守られています。何故でしょう?選手・監督に1名の審判が囲まれたら、審判が不利になるからです。複数からプレッシャーをかけられたら審判も意見を覆さなければならない状況が生まれやすくなります。抗議がある際に複数の選手(監督・コーチ含む)が出てきたら審判は「今のプレーについて話せるのは1人です」と告げます。  抗議に発展した時の映像で、審判がゲームをコントロールできているかを見るのも、この季節の野球の見方に加えてみてはいかがでしょうか?  今週から“1塁でのラインアウト”について取り扱います。最も基本的なこのクイズからチャレンジして下さい♪ ■ クイズ33 (ビギナー) ■ [img align=left]http://www.umpire-dc.org/uploads/img51b3b32da7bcc590730ce.jpg[/img] 無死走者無しから打者はショートゴロを打ち、ショートは1塁に送球しました。打者走者の足がかろうじて送球に勝り審判は“セーフ”をコール。打者走者はファウルライン上(わずかにファウル地域側)を駆け抜けました。  守備側は、1塁を踏みに戻る前にボールを持った1塁手が打者走者にタッチ(アピール)しました。駆け抜けた走者はその後ライト側から1塁ベースに歩いて戻る途中、フェア地域でタッチ(アピール)されました。  さて、この打者走者は・・・(最も適切な選択肢を選んで下さい)? ? セーフとコールされた後、ベースに戻る前までに打者はファウル地域を通らねばならない。 ? セーフとコールされた後、ベースに戻る際はフェア地域を通っても差し支えない。 ? セーフとコールされた後、フェア地域を通ったので、ベースに戻る前にアピールされればアウトが宣告される。 ? 駆け抜けた後は、セーフを宣告されてもタッチされる前に戻らなければならない。よって正しくアピールされれば駆け抜けた後もアウトとなる。 ゲームで今まで起こった常識を働かせて考えてみましょう♪ ○● 先週の回答 ●○  正解は・・・ 4:米国の最初に作られたボールでは116個の縫い目だったが、縫い目がほどけなく更に縫い目が多いが故に縫い目の穴の多さで破れないバランスを追求した過程で108つとなった。 でした。 【解説】 まず、野球規則でボールに関する記述がある1.09をチェックしましょう。 1.09 ボールはコルク、ゴムまたはこれに類する材料の小さい芯に糸を巻きつけ、白色の馬皮または牛皮二片でこれを包み、頑丈に縫い合わせて作る。重量は5ozないし5oz1/4(141.7g〜148.8g)、周囲は9inないし9in1/4(22.9cm〜23.5cm)とする。 とあり、縫い目の数に制限を加えていません。 MLBで使用されるボールはすべて108個の縫い目のボールです。ボール製造会社(2008年はRawlings社)によって検査され、リーグ会長のサインが入ったもののみ使用されます。 米国から野球が伝播した際にボールの縫い目は116個でした。が米国で1948年から108個で固定となりました。その理由は ? 最もボールの皮が破れにくく ? 且つ縫い目が使用を重ねる事でほどけず ? ボールの形状を最も保ちやすい からでした。現在では、ボールの反発力を均一にするため縫い糸の“締め具合”も重要だそうです。  除夜の鐘や煩悩の数とは全く縫い目の数は関係ありません。が、米国でも縫い目の数が宗教的に一致する噂話があります。  キリスト教カトリック信者が祈りの際に使用する数珠が108個のため、この数に縫い目もなったという話が映画『さよならゲーム(Bull Durham)』※主演:ケビン・コスナー の中にも登場しています。   ※規則1.09参照。 ※各団体・連盟において上記と違う解釈をとる場合があります。ご確認下さい。 ★UDC野球ルールクイズ委員会