【第35回ルールクイズ(エキスパート)】1塁を踏まないフォースプレーの判断基準は?

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 UDCルールクイズをご覧の皆さんこんにちは♪  まもなくUDCは5周年を迎えます。  UDCの誕生日は11月7日です。代表・平林がマイナーリーグ復帰と同時に内川・藤原に「一緒に審判専門の団体(法人)を創ろう!」と声をかけたのがきっかけでした。日本には審判学校がないため、経験則だけでなく体系的に審判を学べる機関は未だに限られています。それを日本に提供できるのがUDCだと思っています。全国で講習会を開いたり審判関連の情報提供を先んじて行ったりする活動を、もっともっと地域の審判の方に届く活動を今後も増やしていきます。  UDC幹部、インストラクター共にこのバースデーを機に「日本の審判技術向上に必要なものは何か?」を更に考え発展させていきます。UDCの成長は会員の皆様やUDCに関わった方の成長なくしてありません。是非これからもUDCを支えて頂き、そして叱咤激励して下さい。5周年記念審判グッズ販売も計画しています。  「できなかったことができた!」「審判の世界が広がった!」そんな声がUDCを通して増えるようインストラクター・幹部一同頑張ります。是非UDCと一緒に歩む審判の方、お互い成長できるよう手を携えて歩みましょう。  今週は“1塁駆け抜け後の走者”についての最終回です。こんなケースが試合で起きたとき、みなさんはどう判定しますか? ■ クイズ35(エキスパート) ■ [img align=left]http://www.umpire-dc.org/uploads/imgfa6b40bb0cbc21a97da9d.jpg[/img]無死走者無しから打者はショートゴロを打ち、ショートは1塁に送球しました。1塁でのプレーは非常に際どいタイミングとなりました。打者走者は1塁へ到達する際、1塁ベースを歩幅が合わず踏めません。1塁手のミットに送球が入った瞬間、打者走者の上体部分は丁度ベースの上を越え、後ろ足がベース上を通過していました。1塁審判はセーフをコールし、打者走者は駆け抜けました。  その後1塁手がボールを持ち1塁ベースに戻る前の打者走者に「ベースを踏んでいない」とアピールしました。  次の選択肢から最も適切なものを選んで下さい。 ? 1塁審判は“1塁を空過した場合は、走者の上体がベース上を通過していたかどうか”で判断すべきなのでセーフを宣告したのは間違いない。 ? 1塁審判は“打者走者がベースを踏んでいない”のでセーフもアウトも宣告すべきではない。 ? 1塁手のアピールは成立する。打者走者はアウトとなる。 ? ベースを踏んではいないが、2塁に進むしぐさは示していないのでアウトとはならない。打者走者は1塁に留まることができる。 ★このクイズは各連盟、組織により解釈の違いが多くありえるクイズです。今回は米国・審判学校で教えられている内容で回答する予定です。  ゲームで今まで起こった常識を働かせて考えてみましょう♪ ○● 先週の回答 ●○  正解は・・・ ? 打者走者は2塁に行きかけたので、1塁に戻る前に正しくアピールされればアウトを宣告される。 でした。 【解説】  先週の回答で述べた通り、1塁駆け抜け後は「2塁に進むしぐさ(行動)を示したかどうか」がキーになります。それを判断するのは1塁審判です。マイナーリーグでは1塁審判がフォースプレーでセーフを宣告した場合、その後の走者の動きを見る事を審判達は強く教わります。  “フェア地域に足を踏み入れた”とか“ファウル地域でタッグされた”等どこでタッグされたか、どこを通ってベースに戻ってきたかは関係ありません。かなりの選手・監督が勘違いされています。再度ルールを確認しましょう。    ※野球規則7.08(j),7.10(c)参照 ※各団体・連盟において上記と違う解釈をとる場合があります。ご確認下さい。 ★UDC野球ルールクイズ委員会