【第38回ルールクイズ(ミドル)】打者走者の1塁付近の妨害その2

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 UDCルールクイズをご覧の皆さんこんにちは♪  先週末、埼玉でプロとアマチュアの審判講師が一体となった「プロアマ審判講習会」が開催されました。プロ野球の審判とアマチュアでもトップクラスの指導員が集い審判のレベルアップのために開かれているそうで、UDCの会員の方も10名近く参加されたそうです。プロアマ規定等でなかなか交流ができない日本の野球環境下でこの試みは画期的&素晴らしい!と思います。  今、日本の野球界が直面している課題として「審判人口の減少」があります。 特に若年層の審判参加がかなり減少しており、このままでは4人制の試合が3人制、2人制で運営せざるを得なくなる時代が近々訪れてしまいます。緊急に野球界全体で解決策を考えて取り組む時期に来ています。  UDCとしては、“若い審判人口の増加”と“アンパイアの魅力の普及”にこれからも努めます。社会や野球界がアンパイアの必要性を深く認識し、更に「審判ってやっていて楽しい!そして素晴らしい!」と思ってもらえるヤング・ガイを発掘し育てたい。そして日本や米国・メジャーリーグを目指す次代の若者をUDCを通して輩出したい、と願っています。  昨年まで2年連続で、UDCに所属し、四国九州アイランドリーグで審判した若い力が今まで3名、セ・リーグに合格し、徐々にではありますが成果を上げつつあります。プロだけでなくアマチュアでも活躍できる若い審判を育てれるよう、皆さん一緒に行動しましょう!  さて、クイズは「1塁までの後半部分を打者走者が走る際の妨害」の2回目です。 ■ クイズ38(ミドル)  ■ [img align=left]http://www.umpire-dc.org/uploads/img3acf50a76c6d8580c151b.jpg[/img] 走者無しから打者はボテボテのキャッチャーゴロを放ちました。ホームプレート近辺のフェア地域で捕手が処理し、1塁に送球しました。その送球が1塁に向かう途中の打者走者の背中にファウルラインと45ラインの間のゾーンで当たりました(写真参照)。当たった地点は1塁から10メートル手前でした。  さて、上記ケースにおいて ?打者走者が偶然上記エリアで送球が当たった場合と ?送球が捕りにくい様にわざと打者走者が肘に送球を上記エリアで当てた場合 に分けてズバリ回答してみて下さい。 ●○ 先週の回答 ○●  正解は・・・ ? フェア地域で捕手の送球に当たったので、守備妨害となる。打者はアウト。 でした。 【解説】  ルール上走者は、極論フィールドのどこを走っても意図的に打球や送球を妨害したり打球に当たらない限りは許されます。が本塁から1塁に向かう時のみは例外で、走る箇所を指定されています。 それが、“3フィートレーン”です。本塁から1塁までの後半部分にはファウル地域に3フィート幅でファウルラインと平行にラインが引かれています。この2本のラインの間のゾーンを打者走者は走らねばなりません。 但しアウトになるのは、クイズにもあったような“送球を守備する野手の守備を妨害したとき”です。妨害がなければ例えフェア地域を走っていてもアウトにはなりません。  先週のクイズでは打者走者はファウルラインの内側を走っていてしかも背中に捕手からの送球を受けています。これは妨害にあたります。すぐにボールデッドとなり打者はアウトを宣告されます。  ここで大事なのは、“捕手からの送球を妨害した”のではなく、“送球を処理している1塁手を妨害した”のでアウトとなる点です。捕手の送球が大幅に反れたり打者走者をアウトに到底できない送球の場合は、打者走者がフェア地域を走っていても妨害にはなりません。  そしてこの種の妨害を宣告するのは球審の仕事です。球審は打球が打たれたら1塁のファウルラインに沿って走り、打者走者の走る位置をチェックします。   ※規則6.05(k)参照。 ※各団体・連盟において上記と違う解釈をとる場合があります。ご確認下さい。 ★UDC野球ルールクイズ委員会