【第39回ルールクイズ(エキスパート)】打者走者の1塁付近の妨害 その3

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 UDCルールクイズをご覧の皆さん、こんにちは♪ 最近、毎週更新のペースが乱れていてスイマセン。  先週末、ある団体の審判講習会にインストラクターで行ってきました。一見審判は子供の野球のため、というスタンスで審判される方も多い中、その団体は審判すること自体に前向きで、講習だけでなく、反省会でも全員が本音で語り合えるような“チーム”の雰囲気を感じました。トップの方が寛大でUDCだけでなくいろんな方の意見や講習を取り入れ、組織の審判力は目に見えて向上しているのが分かります。 やはり、異質なものを多く取り入れ“混ざる”環境に身を置くことで成長は促されるのだな、と発見があった1日でした。本当にお世話になりました。  これからもサポートさせて頂きます!  さて、3フィートレーン付近での妨害について、クイズはいよいよエキスパートです。 ■ クイズ39(エキスパート) ■ [img align=left]http://www.umpire-dc.org/uploads/imgc80271e115e18ad375f11.jpg[/img] 走者無しから打者はボテボテのキャッチャーゴロを放ちました。ホームプレート近辺のフェア地域で捕手が処理し、1塁に送球しました。その送球が1塁に向かう途中の打者走者の背中にファウルラインと45ラインの間のゾーンで当たりました(写真参照)。当たった地点は1塁から10メートル手前でした。 ※写真のように打者走者の左足はファウルライン上、送球が当たった位置はフェア地域内とします。 ※打者走者故意に送球に当たったのではなく、偶然当たった、とします。  さて、このとき ?打者走者はアウトか?又はインプレーか? ?審判(球審)なら、どういう手順で上記プレーを処置すべきか? をズバリ答えて下さい。 ●○ 先週の回答 ○● 正解は・・・ ?偶然当たった場合…何も妨害はありません(ナッシング)。 ?故意に送球に打者走者が手等を出して当たった場合…打者走者は守備妨害でアウト。 となります。 【 解説 】  先週申し上げたように、本塁−1塁間の後半部分を走る際は、打者走者はファウルラインと45ラインの間を走らねばなりません。この間を走っている限りは例え捕手からの送球を背中に受けたり、1塁手が送球をキャッチできない原因となる場合でも「ナッシング(問題なし)」となり、妨害(アウト)にはなりません。  当然、故意に送球に手は体の一部を出したりしたら妨害となります。打者走者はアウトとなり他の走者は投球当時にいた塁へ戻されます。    審判としては、上記ケースで ?送球が背中に当たった場合は…「That’s nothing(問題なし)」とセーフと同じメカニックを示す。 ?わざと送球に打者走者が当たった場合は…まずタイムをかけプレーを止め、「That’s interference. Batter is out(妨害で打者走者はアウト)」を宣告します。 ※他に走者がいる場合は、全員投球当時にいた塁に戻します。  このとき重要なのは、妨害か否かを見る球審の位置取りです。 打球が打たれた時点から球審は、ファイルライン上を1塁方向に向かって45ラインの付け根付近まで上がっていきます。ファウルライン上で見ることで、最も打者走者の妨害を見やすい位置になります(距離・角度共に)。 ※規則6.05(k)参照。 ※各団体・連盟において上記と違う解釈をとる場合があります。ご確認下さい。 ★UDC野球ルールクイズ委員会