【第58回】3塁コーチの援助と怠惰な走者が引き起こすプレー

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 UDCルールクイズをご覧の皆さん、こんにちは! めっきり秋らしくなり、球審をするにも気持ちいい季節になりましたね。  さて、告知を1件させて下さい。 近々「UDCプロスタッフ 帰国報告会」を行う予定です。只今プロスタッフの日程調整中です。近日中にHP「ニュース」にてアップします。 もちろん恒例のプロスタッフと触れ合う飲み会も開催しますので、是非お越し下さい。   今日の出題は、プロスタッフ/井上公裕からの出題。コーチの妨害と他のルールの複合問題です。 ■ ルールクイズ 57(エキスパート) 怠惰な走塁とコーチの妨害 ■ [img align=left]http://www.umpire-dc.org/uploads/img3d44efc3d2ed366c49cbd.jpg[/img]1死走者1・2塁です。打者は左中間を深々と破る2塁打コースです。 2塁走者は打球を見ながら、ゆっくりと本塁に向かっています。1塁走者は3塁を回ったところでコーチに3塁に戻るよう体を抱きとめられました。その時、2塁走者はあと数歩でホームを踏むタイミングでした。その直後、打者走者は2塁でクロスプレーによりタッチアウトとなりました。  さて、上記プレーにおいて、審判(主に球審)がすべき判定(仕事)について考えて下さい。3塁審判が打球を追いかけ、プレーが落ち着くまで戻ってこない、とします。  映像で頭に思い浮かべ、時系列で考えてみましょう! ●○ 先週の回答(3塁に戻るよう援助したコーチ編) ○● 正解は・・・ 3:帰塁する時も進塁する時も、コーチは走者に触って走塁を助けてはならない。走者を肉体的に援助したのを発見したら、直ちにアウトを宣告する。 でした。 【 解説 】  帰塁するよう走者にコーチが援助したケースです。  前々回から触れている「コーチの肉体的援助」については、?援助により、得点になるか否か、や?3塁に帰塁する援助はOK、等の要素は関係ありません。たとえ援助したことが結果に影響なかったとしても、コーチが援助した“事実”で判定を行います。  よって、今回も3塁に帰塁し、且つコーチの援助がなくても3塁で悠々セーフとなるケースでも、“3塁に帰るよう援助したコーチの事実”で2塁走者にアウトを宣告します。 前回も言いましたが、コーチの妨害は「インプレー」です。タイムをかけボールデッドとしてしまうと、打者走者や他の走者はまだ走塁を続けています。 ※日本のアマチュア野球では、全てのプレーが終わってからタイムを宣告し、コーチから援助を受けた走者にアウトを宣告するようです。 規則7.09(h)参照 ※各団体・連盟において上記と違う解釈をとる場合があります。ご確認下さい。 ★UDCルールクイズ委員会