【第77回】 執筆者交代 / ダブルプレイ崩し(エキスパート)

ルール改正により、ルール・クイズ記事投稿時とはルールが変更されている場合がございます。
最新のルールをご確認のうえ、お読みいただきますようお願い申し上げます。

 UDCルールクイズをご覧の皆さん、こんにちは。  遅くなりましたが、今回の地震で被災された皆様にお見舞い申しあげます。  執筆担当のUDC副代表の藤原が本業多忙のため、このクイズの更新が3ヶ月以上滞っております。そこで今回から私、濱野太郎が執筆いたします。原点に戻って週に一度、月曜の更新の予定でいます。  「時事ネタ」も積極的に取り上げていきたいと思っております。日本と米国のルール適用のちょっとした違いもPBUCマニュアルなども引用しながら、皆さんと勉強していきたいと思っております。前任者の藤原とは少し違ったテイストになるかも知れませんがよろしくお願いいたします。 ■ クイズ77(エキスパート) インターフェア ■  では、早速「時事ネタ」をいきます。 http://mlb.mlb.com/video/play.jsp?content_id=13555283 ※youtubeからMLB公式サイトのものに差し替えました。 さて、このプレーは、どちらにアンパイアは判定すべきでしょうか? 1:既にアウトになった1塁走者の妨害を宣告し、打者走者にもアウトを宣告する。 2:妨害ではない。プレイは成立し、審判は何も宣告してはならない。  あくまで、「アメリカプロ野球の審判」としての判断です。(このプレイは当然少年野球・高校野球では違う判断になって然るべきということは私も承知しています…)  先日の「UDCスペシャル・クリニック」を受講された方なら分かりますよね? ○● 前回の回答(キャッチはいつ成り立つ?) ●○ 正解は・・・ 2:“キャッチ”とみなし、「ヒズ・アウト!ヒズ・アウト!」と強く宣告する。 でした。 【解説】  藤原の設問によると「送球され、ショートはグラブでつかみました。その直後、1塁へ送球する動作に移った瞬間にボールを落としました。」とあります。ルールブックの2.15『キャッチ(捕球)』の最終段落に「野手がボールを手にした後、ボールを確実につかみ、かつ、意識してボールを手放したことが明らかであれば、これを落とした場合でも捕球と判定される。」と既述されており、まさにこのケースに該当します。  「ちなみに情報」ですが、審判学校・及びマイナーリーグの審判はこのケースではアウトのシグナルの後にグラブからボールを取り出す仕草をしながら、”He is out! He is out! He pulled (took) it out!”←(この場合のitとはボールのことで、「ボールをグラブから出そうとしたときに落とした!だからアウト!」という意です。)或いは、”On the transfer, he is out!” (「持ち変えるときですよ。だからアウト!」)という風に宣告します。 ※各団体・連盟において上記と違う解釈をとる場合があります。ご確認下さい。 ★UDC野球ルールクイズ委員会