【149回】「走れっ!」(Milb宿題9)

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こんにちは。濱野です。 週末は内川代表と岩手県一関市に呼んで頂いたので行ってきました。セリーグ在職時には岩手県にはイースタンリーグの遠征があり、毎年のように帯同させてもらっていたのでプロ野球ができる規格を持つ県内の球場にはほとんどお邪魔したことがあると思います。そういう訳で岩手県は私にとって懐かしさを感じさせる土地です。土曜の午後は座学、日曜日はグラウンドで参加者の皆様も一生懸命取り組んで頂きました。ありがとうございました。   ■クイズ149■ 引き続きマイナーリーグ宿題です。 一死走者一塁、打者は右中間を割るような飛球を打ち、右翼手中堅手とも捕れなかった。しかし、一塁走者は一二塁間の中間まで行ってどういう訳か飛球が捕られたと思い立ち止まってしまった。打者走者は進塁を続け、一二塁間で止まっている走者の背中を押して3Mほど進んだ後、「走れ!」と叫んでようやく一塁走者は進塁を再開した。一塁走者は本塁に進み得点、打者走者は二塁に達した。 1.打者走者のインターフェアランスで打者走者がアウト。一塁走者を一塁に戻す。 2.打者走者のインターフェアランスで一塁走者アウト。打者走者は一塁へ。 3.打者走者のインターフェアランスで打者走者がアウト。一塁走者は二塁へ。 4.ペナルティはないのでプレイは成立する。 2010年にアリゾナリーグで実際に起きたプレイのようです。中南米から来たばかりで英語がまだ不自由な選手も混在するルーキーリーグならば確かに起こりそうなプレイではあります。 ○● 前回の回答(一塁到達以前の挟殺プレイ)●○ 正解は 4.ボールインプレイであるが、打者が後退して本塁まで戻ってきたらアウトを宣告する。 でした。 ≪解説≫ 打者がフェアの打球を転がした後は、もはや打者ではなく打者走者となるので一塁への進塁の義務を負います。ということは、本塁の方向に後退した時点で走塁の意思を放棄したとみなしてアウトを宣告しても良さそうにも思えますが、アメリカでは以下の通りの解釈がなされています。 ——————————————————————————- PBUC Manual OBSTRUCTION AND INTERFERENCE PLAYS APPROVED RULINGS Play: Runner on first base, batter-runner gets in a rundown between home and first. Can obstruction be called going back to home? Ruling: No, unless the obstruction is intentional. NOTE: In situations where the batter-runner gets in a rundown between first and home, if the batter-runner retreats and reaches home plate, he shall be declared out. 《拙訳》 プレイ:走者一塁。打者走者が本塁と一塁の間でランダウンプレイになった。本塁方向へ戻ろうとしているときに、ボールを持たない野手とぶつかったりした場合にオブストラクションを宣告されることはあるか? 解釈:野手の行為が故意でないかぎり、オブストラクションにはならない。 注:本塁一塁間で打者走者がランダウンプレイになったとき、打者走者が後退して本塁に達すればアウトが宣告される。 ——————————————————————————– ランダウンプレイが進行している間は、打者走者は何とかして一塁にたどり着こうと努力をしているので走塁放棄ではないという判断のようです。しかし、本塁まで戻ってきた時点でついに走塁の意思を放棄したとみなされて打者はアウトになります。 ※各団体・連盟において上記と違う解釈をとる場合があります。ご確認下さい。 ★UDC野球ルールクイズ委員会 -PR-UDCのDVDがクレジットカードでもお買い求め頂けるようになりました!こちら -PR-