【181回】ファイナルスコアは?

ルール改正により、ルール・クイズ記事投稿時とはルールが変更されている場合がございます。
最新のルールをご確認のうえ、お読みいただきますようお願い申し上げます。

こんにちは。濱野です。

代表の内川が何名かの会員さんと一緒に、現在、UDC会員で唯一のマイナーリーグ審判、一木くんの試合(シーズンも本当に最後も最後の最終節です)を見に行ってます。
アイオワ州、イリノイ州の州境の「クアッドシティ」エリアにあるModern Woodmen Parkはミシシッピ河に架かる橋のたもとにあって、景観的にはマイナーリーグ屈指のとても美しい球場だと思います。

私も死ぬ前にもう一度行ってみたいです。

クイズ181(ミドル)

再び質問箱からです。皆様からの質問がこのコーナーを支えてくれています。

A 01110 004+x
B 10001 00

7回裏終了時点で3対2とビジティングチームがリードしていました。
8回表にビジティングチームは4点を追加し、7対2と大きくリードを広げたのですが、雷とともに強い雨が降ってきたため、球審が試合を止めました。
その後、1時間にわたって天候の回復を待ちましたが、レーダーの状況等から試合続行不可能と判断し、コールドゲームとなりました。

さて、この試合の最終スコアは何対何でしょうか? 考えてみて下さい。

前回の回答(理由を考えることが大事)

正解は
打者が故意にファウルを打って投手を疲弊させないようにするため
でした。

6.05 打者は、次の場合、アウトとなる。 (d) 二ストライク後の投球をバントしてファウルボールになった場合。

我らが師、ジム・エバンスの著書「Official Baseball Rules Annotated」は今や絶版ですが、代表の内川が持っています。

その本を読むと、野球規則の各項目の変遷や変更になった理由などが書かれていてとても勉強になります。新版を期待したいのですが、マニアックな本なので商業出版としては厳しいのかもしれません。

6.05(d)が作られる以前は、バントで故意にファウルを打つ技術を磨き、投手に多くの球数を投げさせて疲れさせる行為が横行したそうです。このような行為を禁止するため、作られたのがスリーバント失敗はアウトにするというこの規定です。

さて、UDCではメールマガジン担当の藤原が、昨年の夏に「カット打法」について皆様の意見を募りました。組織としての先見の明があるということでしょうか?意見を頂いた殆ど全ての方が、「カット打法」について否定的な意見をお持ちのようで、今回の千葉くんの件におけるネット世論とは違った結果になっていました。

以下は私、濱野の私見でUDCの公式な見解ではありません。

彼が、もしアメリカ野球で同様のことをしたらどうなるかを考えてみました。 故意にファウルを打って打者を疲弊させていると相手チームに解釈されたら、次の打席の初球で背中に当てられると思います。一塁に出塁されるという同じ結果ならば、10球以上を一人の打者に費やすよりは、1球で片付けた方が良いからです。また粘りに粘った後、四球を貰ったときにガッツポーズをしている様子から、意図的に投手を疲弊させていると解釈されることは間違いないとも思います。

上記で述べたように、スリーバント失敗でアウトになるというルールは投手を打者が疲弊させる行為を禁止するために作られました。まして、日本の高校野球はベンチに20人しか入れません。猛暑下の過密日程で一人で投げ続ける投手がいる環境では、(バントと疑われる方法で)ファウルを打ち続けて相手投手の消耗を狙うという作戦は、正攻法なのかどうか疑問の残るところだと思います。

※各団体・連盟において上記と違う解釈をとる場合があります。ご確認下さい。

★UDC野球ルールクイズ委員会