【192回】故意の妨害と得点

ルール改正により、ルール・クイズ記事投稿時とはルールが変更されている場合がございます。
最新のルールをご確認のうえ、お読みいただきますようお願い申し上げます。

こんにちは。濱野です。

関東も梅雨入りして一旦気温は落ち着きましたが、5月末は早くも30度超えで今年も暑くなりそうです。暑さを乗り切るためのヒントをスタッフブログの方に執筆中ですので御覧ください。(6/6 13時半現在執筆中です。しばらくお待ちください)

ともかく、eラーニングは便利です。
この欄が更新されていない間も、皆さん勉強できますよ。

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クイズ192(ミドル)

今回も質問箱からです。

アウトカウント0死。走者1・3塁。セカンドゴロ。ダブルプレイを取ろうと二塁上のショートストップへ送球。アウト成立後、1塁走者がピボットマンを妨害。守備妨害で打者走者もアウトとなる。しかし、3塁走者は守備妨害が発生する前に本塁に到達。得点は入るのしょうか。

考えてみて下さい。

前回の回答(オブストラクション?)

正解は
オブストラクションは成立しない
でした。

スリーフットレーンは、走者の無条件な安全地帯ではありません。スリーフットレーンの意味は「6.05(k)でアウトにされることから保護される」即ち、「一塁で送球を捕らえようとする野手を妨害した」ということでアウトになることはない、ということで、ルール上それ以上の意味は全くありません。

ということで、一塁手は送球を捕らえるためにスリーフットレーンの中に足を踏み入れることを禁じられていません。塁周辺は走者にも送球にも目的地であるので、どうしても接触プレイは避けられないのです。故意にぶつかりに行くのは危険で罰せられるべきだとは思いますが、走者はセーフになるために、守備側はその走者をアウトにするために全力を尽くした結果の接触はどちらも悪くありません。(これはジュニア年代でも同じです。どうしても一塁での接触を避けたければ、女子のソフトボールのように打者走者のための触塁用のベースが必要になると思います)

なので、設問のケースでは、打者走者は一塁に触れたければ、何が何でも触れるべきであったのです。それをせずに、自分が一塁に触れなかったのを正当な守備行為をしている野手(こちらは何が何でも送球を捕りにいった)のせいにするとは、私に言わせれば「弱虫」です。ベースボールはそんなお上品なスポーツではありません。マッチョなアメリカンスポーツであるということを忘れないで頂きたいと思います。(勿論、故意にぶつかりに行くのはダメです)

どのスポーツでも参加する以上、多少なりとも怪我をするリスクは負わなければならないし、それが嫌ならばスポーツをする資格はありません。スポーツ保険にも入っておいて欲しいですよね。

以上、設問のケースでは、絶対にオブストラクションもインターフェアランスも宣告してはなりません。「ナッシング」です。

★UDC野球ルールクイズ委員会

濱野でした。
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