【44回ルールクイズ】ホームラン?それとも・・・

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 UDCルールクイズをご覧の皆さん、こんにちは♪  この日曜日、アメリカの2校の審判学校では、マイナーリーグへの合格発表を迎えています。ハリー、ジム各学校から25名ずつが3月のフロリダ州で開かれるPBUCキャンプへ参加。キャンプの実戦での上位者からプロ審判の切符を手にします。  今年は日本人は2名参加していると聞いてみます。セ・リーグからも2名研修参加がありました。合格者があればUDCサイト内で速報致します。  さて、今日は「テイク・ワン・ベース撲滅運動」のエキスパート!昔はよく見られたプレーからの出題です。 ■ クイズ 44(エキスパート) ■  1アウト走者1塁です。打者はレフトにホームラン性の当たりを放っています。“フェンス際の魔術師”で有名なレフトの選手が、フェンスに上り打球を好捕しました! ※打球を捕った時、体はレフトのフィールドにありましたが、打球に触った地点は観客席側でした。 その後、勢い余ってレフトの選手は体ごとスタンドに入ってしまいました。一応打球はグラブ内にあるようです。  さて、最も正しいルール適用は次の内どれでしょうか? 1:体がスタンドインしているので、「ホームラン」。走者・打者共にスコア。得点が記録される。 2:レフトのキャッチは認められ、打者走者にアウトが宣告される。1塁走者には2塁が与えられる。 3:レフトのキャッチは認められ、打者走者にアウトが宣告される。1塁走者には3塁が与えられる。  下記you-tubeの映像は、元阪急の山森選手(米野球殿堂入り)の“The-catch”の映像です。彼はフェンスに登り好捕していますが、そのままスタンドインした場合を想定してクイズを考えてみて下さい。 http://www.youtube.com/watch?v=8G8uUqnxbnA ●○ 先週の回答 ○●  正解は・・・ 2又は3「1塁手がカメラマン席で倒れこんだ時点でボールデッドとする。打者はアウト。3塁走者をホームインさせる。2アウト走者無しで再開する。」 でした※2と3の選択肢は同一内容でした。失礼しました・・・ 【解説】  昨年もプロ野球で数回このプレーはありました。河川敷等で試合を行う少年野球等では頻発するプレーでしょう。  カメラマン席に入り込んでキャッチするのは問題ありません。が野手の片足又は両足がファウル地域(上方空間含む)にしっかり残っている事を確認しなければいけません。捕球後、ボールデッドのエリアに片足を踏み込んだ時点でボールデッドとして下さい。 ※ファウル地域に片足が残っており、ベンチにもう片方の足がつく直前でしたら、捕球は認められます。もちろん片足でも踏み込んだ(ベンチに足が着地)以降の捕球は認められず“ファウル”となります。  この時点で占有していた走者の塁から1つを与えます。3塁走者はスコアとなります。 このケースは捕球しなければ「ファウル」となるので、野手のファインプレーが“災難”を招いたケースですね。 【補足〜日米での規則相違〜】 ベンチやダグアウト内での捕球後について以下のように規則が違います。 日本→捕球後、ベンチに踏み込めば倒れこまなくても“ボールデッド”となる。 規則原文→捕球後、ベンチやダグアウトに踏み込んでも倒れ込まなければ“インプレー”である。※倒れこめば日本と同じく“ボールデッド”となる。 WBC等国際試合では原文通りの運用で進むと思われます。 ※規則5.10(f)【注】,6.05(a)【原注】【注】,7.04(c)【原注】【注】参照。 ※各団体・連盟において上記と違う解釈をとる場合があります。ご確認下さい。 ★UDC野球ルールクイズ委員会