【46回ルールクイズ(ビギナー)】守備妨害のよくあるケース

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 UDCルールクイズをご覧の皆さん、こんにちは♪  先週末、ジム・エバンス(元メジャーリーグ審判・審判学校長)氏を招いての審判講習会が終了しました。今年もたくさんの方のご参加、本当にありがとうございました。  今年は何と!14歳の中学生がジムのクリニックを受講してくれました。インターネットの普及で若い世代のプロ野球審判を目指す多くの方がUDCのサイトを見てくれている事が分かり、非常に嬉しいです。このルールクイズを読むことでマナーのある野球・楽しむ野球に近づいてくれればと思い今後も続けて行きたいと思います。  さて、ジムのクリニックでも扱いました「守備妨害」について学びましょう♪ ■ クイズ46(ビギナー編) ■ [img align=left]http://www.umpire-dc.org/uploads/imgffe41714f6538232aace1.jpg[/img]  1アウト走者1塁です。打者はセカンドゴロを放ち、2塁手はダブルプレーを狙える打球です。 セカンドが打球をグラブに入れようとする直前、写真のように1塁走者はゴロを捕ろうとするセカンドに偶然衝突しました。結果、1塁走者は2塁に生き、打者も1塁に達しました。衝突したとき、走者は1・2塁を結んだ(仮の)線上にいました。  上記状況で正しいルール処置を示したものは、次の内どれでしょうか? 1:インプレーである。1アウト走者1・2塁で再開する。 2:1塁走者がセカンドに衝突した時点でボールデッドとなり、1塁走者が守備妨害としてアウトを宣告される。打者は1塁に進む。2アウト走者1塁として再開する。 3:全てのプレーが終わった時点でボールデッドとなり、1塁走者が守備妨害としてアウトを宣告される。ダブルプレーを妨害したので、打者にもアウトが宣告される。 4:1・2塁のベースライン上にいるので、走者は問題ない。守備者が走者を避けなければならない。よって走塁妨害となり、即タイムとなる。1アウト走者1・2塁として再開する。  守備側に立つのと走者側に立つのとでは結論が違ってきます。が、ルールでは打球処理に関して明確にどちらが優先される!と謡われています。来週の回答をお楽しみに! ●○ 先週の回答 ○● 正解は・・・ 3:6回表途中に雨が降り出し、ビジティング・チームが1点差で勝っている状況の中、コールド・ゲームを宣告しようとする審判とそれぞれの監督の思惑を描く作品である。 でした。 【解説】  ノーマン・ロックウェルの『Game called because of rain又はThe bottom of the 6th』は1949年に完成し、今ではNY州クーパースタウンの野球殿堂に飾られています。米国の「Saturday Evening Post」の表紙を飾ったイラストとして有名で、日本でも絵葉書やパズルとして発売されている程の名作です。  描かれている状況は、ホームチームが1点差で負けている中、6回表のビジターの攻撃中、大粒の雨が落ちてきて、アンパイアは「コールドゲーム」を宣告しようとする場面です。  注目すべきは、アンパイアの後ろにいる両監督の表情です。ビジターの監督(イラスト内左の監督)は、“コールドゲームになれば、5回までの総得点で正式試合となるから、雨が降ってアンパイアがコールドゲームを宣告しそうな気配に嬉しそう”な点です。負けているホームチームの選手は、守備をしている中、“コールドゲームが宣告されないよう”雨が降ってきてもフィールドを離れません。  スコアボードや監督の表情、天気と1枚の何気ない絵の中に野球の面白さ、両監督の思惑、アンパイアの決断の難しさ等多くの要素が詰まった名作です。 ★UDC野球ルールクイズ委員会